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□勘弁してくれマイシスター!
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「ねぇバッド」

「ん?」

「貴方…この間のワールドカップユースで日本チームと引き分けた後自分達の独断で延長した時『引き分けなんて妹にキスするようなもんだぜ』って言ってたらしいわね?」

「え゛?!ちょ、それ誰から聞いた?!」

「クリフから」

「(クリフォード…恨むぞ…)」

「で、実際の所はどうなの?」

「あー、いや、まあその…」

「ふぅん…本当なんだ…」

「アリス、ごめ「つまり貴方にとって妹とのキスは遠慮したい、願い下げ、真っ平御免…と言う解釈で良いのかしら?」

「ち、ちが…「いつも家出る時に『アリスがキスしてくれなきゃ撮影に行かない』って駄々捏ねてるのも実は演技だったのね!流石はハリウッドのアクションスターだこと!!」

「わ、悪かったって!ごめん!!お兄ちゃんが全面的に悪かった!!」

「…日本チームのMr.ヒルマ…だっけ?色んな人の弱味集めてるらしいわね…『ペンタグラムのバッド・ウォーカーは映画の撮影前、必ず妹に『いってらっしゃいのチュー』をせがむ超シスコン』ってのも弱味になるのかしら…?」

「アリスーーーーー?!」

「直接訊いた方が早いわね!えーっとMr.ヒルマの電話番号は…」

「待て、何故知ってるんだ?!」

「クリフに教えてもらった」

「クリフォーーーーーーーーーード!!何してくれちゃってるのお前!!!!」

「バッド五月蝿い。…あ、Mr.ヒルマ?私ペンタグラムのバッド・ウォーカーの妹でアリス・ウォーカーと言います。兄の特ダネいりませ「ノォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」



勘弁してくれマイシスター!
パンサーに教わった『ドゲザ』でも何でもするからさ!!


(じゃあもうあんな事言わない?)
(言う訳無いだろ、My princess.)



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