Question and Answer
07/28(Mon) 00:43
やめられない、とまらない
綾乃+異三郎
綾:注文の多い料理店は有名な作品だね。初めは積極的には疑問に思わない質問だが、回を重ねる毎に奇妙なものへと変化していく。
ついつい次はどんな注文をされるのかという先の展開を予測したくなるね。
童話には正義の味方か悪を退治するといった勧善懲悪が多く存在する。
日本では桃太郎が代表的かな。
しかし私はどうも桃太郎が苦手だ。いや、桃太郎に限らないのだけれど…あくまで人間側のエゴイズムだろう?
そんな話を幼少期から読み聞かせていいものなのだろうか。人間も地球では一種族でしかな…
異:そんな捻くれた考え方をする幼児がいますか。
綾:君の目の前にいるだろう?ちなみに柳井さんに感想を求められた時にそう答えたら、将来が楽しみだと言ってくれた。
異:…貴女はきっと義父上のご期待通りに育ったのでしょうね。
綾:そ、そうかい?
異:照れているところ申し訳ありませんが、褒めていませんからね。断じて。
それより、asahiさんの紅茶の好みをお聞きしたんでしょう?
綾:そうだったね。本の話をされてつい…そうそう料理屋に来た男達なのだけど、
異:やめなさい。語りだしたら止まらないのは、貴女の悪い癖ですよ。
綾:少しくらいいいじゃないか。
異:少しじゃないから止めるんです。私が後で聞きますから、私に話しなさい。私に。
綾:…ならそれで手を打とう。asahi君はミルクティーがお好みのようだね。
君とのティータイムには上質なものを用意しよう。
それでは、その日を楽しみにしているよ。
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