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□チョコがほしい
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〜チョコがほしい〜
バレンタインオブイノセンス
それは素敵な仲間たちのあたたかな物語。
「なぁイリア姉ちゃん、世の中にはバレンタインっちゅう行事があるらしいで」
「なによ、それがどうしたってーのよ」
「ウチな、チョコっちゅうもんを一度でええけん食べてみたいん…(ホワァ)」
「む、コーダもな、食べたいな、しかし」
「止しなさい二人とも、今はただでさえ金欠なんだから金の亡者たるイリアを逆なでしないの」
「誰が金の亡者よッ!」
「それにねエル、バレンタインデーは私たち女の子が、気になってる男の子にチョコをプレゼントする行事なの」
「"私たち女の子"にセレーナも属しているのか…」
ピシリッ
「む?何の音だ」
「…リカルドさん?」
「なになに、何の話してるの?(爽やか)」
「買泣J兄ちゃ…ごっつええトコ来たな〜〜!!!、ほれイリア姉ちゃんから気持ちごとチョコを誘拐やァ!」
「Σえぇぇえぇななな何言い出すんだエル!そそんな僕まだ心の準備が」
「はぁ?あたしなんッッにも用意とかしてないから」
Σ( ゜∀゜;)!!???
「んァ?何でルカの奴静かに泣いてんだ?」
「ミルダは戦いに敗れたという事か、やれやれガキの遊びも大概に苦労が尽きんな」
「ん、なら三十路は帰れコルァ、しかし」
「ぅわ今のんコーダが言うたん?マスコットキャラの分際できっつ〜おっちゃん一気にダウンや」
「うふふ事実に打ち勝てないようじゃわたしのボディーガードなんて務まらないんじゃないかしら、心配ね〜♪」
「…………アンジュ、あんたって結構根に持つタイプね」