小説もどき
□〜旅〜子供の話(オリキャラ)
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「姉貴〜」
急に呼ばれて、香澄は飛び跳ねてしまうほどびっくりした。
「なっなっなに!?」
「へっ。バカじゃねぇか〜こんなんで驚きやがって。」
「何ですって?許さないわよ!!!」
「け〜だ!」
有夜は自分が何をしに来たのか忘れていた…。
「おい…何してんだ…。」
「あっ!お父さん!有夜がね…」
顔は半泣きだが明らかに喧嘩の勝負は勝っていた…。
「有夜!あんた何しにこっちに来たのよ;」
「母さん…えっと…あっ!!!!!」
かごめは呆れていた。
(この子…これでよく旅に出たいなんて言うわね…。)
「姉貴!一緒に旅しようぜ!」
「旅?」
「おう!」
有夜はにっこり笑った。
「そうね!おもしろそう〜」
かごめが祈ったとおりに香澄が有夜を止めてくれることはなかった。
(香澄!何で止めてくれないの…;)