小説もどき
□〜犬夜叉・学園物語〜
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「ハァハァ…まだつかないの〜!!!!!!」
かごめは必死に走ったが、時間はその頑張りを裏切って過ぎていく。
途中信号が赤に変わり、止まらなくてはいけなくなってしまった。
「も〜嫌っ!!!」
かごめがかなり進んだだろうと言うときに日暮家では
「あらっかごめったら、お弁当忘れて行ってるわ!!」
その時……ガラッとドアが開いた。
「?!…あらっ♪」
かごめは走って走って、疲れきっていた。
だがそのおかげで、中学校が目の前に見えてきた。
「やったぁ〜!ギリギリセーフだわっ!!!」
「おいっ」
「へっ?!」
聞き覚えのあるような無いような声に、かごめは思わずドキッとした。
「あっ…。」
目の前にいたのは、いるはずの無い
犬夜叉だった。
「あんた!!!なんでここにいるの?!学校は?!」
「ほらよ、弁当。
おめぇのおふくろさんから。」
「あっありがとう…で、学校は?」
「今から行くんだよ。」
「間に合うわけ無いじゃないの!!!!!!!
どんだけ遠いと!」
「いやっ俺…ここの学校に今日、転校してきたんだけど。」
「てっ転校?じゃぁ…これから…」
「あぁ、これからここに通うんだ。
ちなみに家隣だから。」
「……そう………」
キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…
「あっ!!学校!!!チャイム鳴っちゃったぁ!!!」