詩
□【希望の光なき 深き闇の果て】
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詩の物語
愛し合う男女がいました。
とても幸せな日々を送っていた二人。
しかしその幸せは長くは続きませんでした。
男が何者かの手により帰らぬ人となったのです。
女は悲しみにくれ、くる日もくる日も泣き続けました。
それからある日、女は男を殺した者を知ってしまいました。
それは二人の友だったのです。
女は絶望しました。
やがてそへは憎しみへとかわりました。
女は男を愛していたが故に友を殺し
永遠に眠ることの許されない闇の世界へ堕ちていきました。
男は眠ることの許された光の世界へいかず
女の堕ちた闇の世界へ手をのばしたのでした――
* * * * * *