長編「落月賦」
□韶馨
2ページ/2ページ
「同盟、と申したな」
毛利が口を開いた。抑揚に乏しく、けして大きく通る声量ではないのに、じわじわと圧するような迫力がある。
親泰は丹田に力を込めた。
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ