花びら達の演奏会

□カルマ
1ページ/1ページ

ガラス玉ひとつ落とされた 追いかけてもうひとつ落っこちた
ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる

心臓が始まった時 嫌でも人は場所を取る 奪われない様に 守り続けてる

汚さずに保ってきた手でも 汚れて見えた
記憶を疑う前に 記憶に疑われてる

必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして ここに居るよいつだって呼んでいるから
くたびれた理由が重なって揺れる時 生まれた理由を知る

存在が続く限り 仕方ないから場所を取る
ひとつ分の陽だまりにふたつはちょっと入れない

ガラス玉ひとつ落とされた 落ちた時何か弾き出した 
奪い取った場所で 光を浴びた

数えた足跡など気付けば数字でしか無い 知らなきゃいけない事はどうやら1と0の間

初めて僕らは出会うだろう 同じ悲鳴の旗を目印にして 忘れないでいつだって呼んでるから
重ねた理由を二人で埋める時 約束が交わされる
鏡なんだ僕ら互いに それぞれのカルマを映す為の 汚れた手と手で触り合って 形が解る

ここに居るよ 確かに触れるよ
一人分の陽だまりに 僕らは居る

忘れないでいつだって呼んでるから
同じガラス玉の内側の方から そうさ必ず僕らは出会うだろう
沈めた理由に十字架を建てる時
約束は果たされる 僕らはひとつになる



〜END〜

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ