04/17の日記

00:06
初めて 〜ナルト〜
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私の胸元のボタンを外すナルトの手が震えている


1つ外すのに、時間がかかり

あ〜っっ! とか
あれっ!? とか 言いながら、
しきりに頭をガシガシと掻いている


そんなナルトの手に 自分の手を重ね


一緒にボタンを外して行く


「ごめん… 俺、なんか緊張しちゃって… 」


申し訳なさそうに、眉毛を下げるナルトに


「私も…緊張する…」


と微笑むと


「…良かった、俺だけじゃ無いんだな…」


ナルトも笑った


互いの瞳に吸い寄せられるように


どちらからともなく 口づける


いつものスキンシップの延長のようなキスとは違う 長く濃厚なキス


舌が入り込む感覚に、身体がピクリと揺れた


戸惑いながらも、おそるおそる回された腕が 私の頭のを支え


その腕の動きとは逆に
グイグイと躊躇なく侵入してくる舌 

頭を支えるナルトの手に阻まれて、身動きが取れない

苦しくて、ナルトの背を叩くと

チュパッと音を立てて、唇が離れる


「ごめん、苦しかったか?」


頷きながら 足りなくなった酸素を補う


「なんか、止まんなくなっちまって… ごめん…」


俯くナルトの上気した頬に手を伸ばすと、伝わる温度


そのまま頬を撫でると、まるでネコみたいに
気持ちよさそうに、擦りつけてくる


ナルトは、こういう肌の触れ合いをよく好む

それが、生い立ちと関係があると感じ取れるのが
少し切ない時もある

この行為も、その一貫だと思うと… 胸が痛んだ


どうした?というふうに覗き込んでくる顔に

首を振る  今は、それだけでも 充分だ


「ナルト… 謝ってばかりだね…
私、 大丈夫だよ… 」


一瞬驚いたような顔をして、すぐ 満面の笑みで
私をギュッと抱きしめた


ナルトは、ホントに喜怒哀楽が分かりやすい

嬉しい
悲しい
落ち込んでる
怒ってる

全部、字幕でもついているかのように表情に出る


今は、嬉しい時だな…


「まな… いいか? 」


ナルトの青い瞳を、見つめ頷くと


上着を脱がされ 下着の上から胸を揉まれる


「やわらけぇ… 」


胸の谷間に顔を埋め スリスリしてくるナルトに


「くすぐったいよ… 」


頭を引きはがそうとすると 下から見上げてきて
ニシシッと悪戯っぽく笑ったと思ったら
スルッと下着の下に 手が入り込む


直接触れられる刺激に 身体が反応する


「あっ、ハァッ… 」

 
恥ずかしくて、声を抑えようとしているのに
我慢が利かない


その間も、胸をフニフニと揉んでいた手が 突起に触れる


「あんっ… つッ…」


そのまま、親指と人指し指でコリコリと捏ねくりまわしながら


「痛くない…? 」


力の加減を計りかねている様子


「気持ち…いいよ… 」


恥ずかしいケド、素直に言葉にすると


「まなのここ、だんだん堅くなってきた… 」


芯をもちだした突起を、ぺロりと舐めた


「やっ… んんっ… 」


まるで赤ん坊のように チュウチュウと吸ったり舐めたりして


可愛い… そう思った時


カリッと歯を立てられ ビクッと身体が震えた


ナルトは、その私の反応に 妖艶に微笑んだ


前言撤回、可愛くなんてない… 

――すごく男の顔だ


いつもは、そのベビーフェイスに隠されているのだろう  
その、男臭い部分が 私の女の部分を刺激する


この男に、抱かれたい…

強くそう思った


私から口づける 

ナルトは、一瞬たじろいだが すぐに歯列を割って舌が入り込む

上顎を丁寧に舐められ 絡まる舌を何度も吸われる


気持ちいい…


ナルト… キス、うまい…


トロンと流れ出す意識の中で そんなコトを考えていた


「んんっ… 」


胸への強い刺激に、口づけたままの唇から声が洩れる


口の中を弄る舌も 胸を刺激し続ける指も

なにもかもが、気持ちに拍車をかけて


止まらないのは… 私の方だ…


休むことなく動かされるナルトの手に声を、我慢しきれない


両方の突起を、キツク捏ねられた時 

思わず大きな声をあげそうになり、慌てて指を噛んだ


「なんで、声 我慢するんだ? 」


ナルトが、他意の無い無邪気な顔で見上げてくる


「恥ずかしい…から 」


本当は、違う…


声を出してしまったら、 もう戻れなくなりそうで怖いから…


自分の気持ちを、ごまかせなくなるから…



ナルトは、目を細め

「大丈夫だって… まな、凄く可愛い… 」

微笑んだ


「…バカ 」

恥ずかしさをごまかすように、ナルトの頭を抱え込み

また自分から唇を重ねた


夢中になって貪り合う唇から 水音が響き聴覚を刺激する


お互いの息遣さえもが 気持ちを昂ぶらせてゆく


スルリとナルトの手が脇腹を撫でる


ビクッと反応した身体を、うつ伏せにされ


背から、耳の淵をゆっくりなぞり 首筋 うなじへと舌が這う


「んっっ… 」


そのまま肩 背中へチュッチュッとキスをしたり

背骨に舌を這わせ 舐めあげる

反り返る私の背に

「まなの背中… ちぃっせぇなぁ… 」

なんて、撫でまわしたりして


ナルト… 本当に、 初めて…?

そう疑問に思うほど なんか巧みな進み方に
少し驚く

もっとこう ガツガツとスルのかと思っていたのに…

身体の隅々まで味わうように貪っていくナルトに、翻弄される


火照る身体を、またくるんと仰向けにされ
両膝を立てさせられた


最初と同じように、私の胸に顔を埋める

濡れた唾液で、スッカリ冷えきっていた突起が
また熱をもつ 

先ほど散々弄られたそこは、すぐに尖りだす

手と舌で両方を刺激され 

「あっ、あんっっ… 」

敏感に感じる身体

マズイ… 余裕が… 無い…


その間も手は下に降りていき

内股を上下する手に、ゾクゾクと背筋から快感が駆け上がる

「ハァッ…っ」

陰部をひと撫でされた時 腰が浮いた


指をくの字に曲げ 割れ目を何度も上下に往復させる

「やっ、ナルト…っつ…」

強い刺激に、慌ててナルトの手を掴む

足を閉じようとするが、容易く阻止される


「なんで? ヤなの? まな…」

意地悪く笑うナルトに口づけられ 耳元で囁かれる

「俺… 我慢利かないって…」


その部分を指で器用に 左右に割り開き 充分その存在を主張している 中心の尖りを撫でる

「あっ、やっうっんんっ…」


それだけでも、どうにかなってしまいそうなのに

最初は、そっと上下していた指をクリクリと捏ねまわし始める

ビクンと身体がハネ上がる

「ダメッ…あぁッ…」

慌ててまた指を咥えようとする私の手を遮り

「声出せよ 辛いだろ…」

手をシーツの上に抑えつけた


「ダメ… 我慢、できなく…なる…」


言ってしまいそうになる   愛してると

聞いてしまいそうになる   愛してる?と  


ダメだ… これは、今までのスキンシップの延長

互いのぬくもりを求めるだけの行為


それ以上でも それ以下でも ナイ


「我慢なんて…しなくていい…」

強いその口調が、何を意味しているのか

考えたいのに

ナルトの指の動きに、思考が定まらない


「ヤバっ、俺もう…優しくできないかも…」

その言葉と同時に、場所を確かめ 
指が一気に侵入してくる

「ハッッ、あぁっんん…」

痛みは無いが、異物が出入りする感覚に首を振った

「まな…痛い?」

私を気づかい、それ以上の侵入を止めた指

「大、丈夫… ゆっ…くり…して…」

優しくできない と言った割には ヤッパリナルトは優しくて

涙が出そうになる

多分、ナルトは この行為の責任を取り
私を受け入れようとするだろう

でも… ナルトは、留まってはイケナイ
ずっと走り続ける人

こんな関係で、 縛ってはいけない…


少し躊躇してから、ゆっくりと動き出す指

私が、受け入れる準備ができるのを 辛抱強く待ってくれる

上下する指が、恐る恐る増やされ

中でバラバラに動かされる

あちこちの中の壁を擦りあげ 曲げた指の関節が一点をかすめた時


「キャッ、ううんっ…」

震える下半身と共に、ゴプリと中から液体が流れ出した

「まな、スゴイ… 溢れてくる…」

滑りがよくなったそこに、3本目を入れてかき回す

ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる自身の部分に羞恥から顔が紅くなる

「あッ、あッ… くっううんっ…」


「まな… 我慢できねぇ… 入れるぞ」

ナルトは、自分のモノをあてがい 数回擦りあげ
場所を確認しつつ侵入してきた

「っつ… 入れずれぇ… まな、腰あげて…」

力の入らない足を震わせながら腰を上げる

そこにナルトの手がスルッと入り

両肩のみベットに着いている不自然な体制で

腰を抱えられたまま、ズルリとナルトのモノが奥まで入り込んできた

「まな… 全部入った…」


汗を滲ませながらニカッと笑うナルトを、抱き寄せる

「嬉しい…」

耳に口づけながらそう呟くと

「俺も…」

ナルトも私の耳に口づけながら答えた

「動いて、いい…?」

私が頷いた気配を感じると

ゆっくりと頭を持ち上げ 何か言いたそうに見つめてきたが

その唇から、言葉は出ず 軽い口づけを1つ落とすと

意を決したように

私の両肩を掴み 動きだした


「アッ、アッ、アッンンッ…」

 
声を抑えなきゃとか おぼれちゃいけないとか

求めちゃいけないとか

もう、なにも考える余裕が無くて…

ただ、快楽に溺れていく自分が あさましいと思う


見上げるナルトの、眉間に皺を寄せた
余裕のナイ顔に手を伸ばすと

その腕を、首に回される

「まな…掴まってろ…」

あがる息で

「いくぞっ…」

と言った途端、抜き差しが早まる

「ハァッ…ああっ…んんっ…あんっ…」

隠卑な水音と、2人が吐き出す荒い吐息が部屋に充満し

窓ガラスを、曇らせる  

「ナルト… もう…あんんっ」

真っ白な奈落に落ちる前に、ナルトが白濁を吐き出し
何かを言ったような気がしたが

私の耳には、届かなかった…






end






まなママさんへの捧げもの


この話は、お題のナルトverとリンクさせています

そっちも読んで頂けるとありがたいです

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