04/27の日記

14:26
勢い 〜ミナト〜
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眼を閉じていても分かる 周囲の明るさと、瞼にかかる陽の光で 朝だと認識する


疲労感から、瞼が重く
なかなか目が開けられ無い

あれ?自分は、なんでこんなに疲れているんだろう…?

昨日… 昨日は、飲み会で… ちょっとはしゃいで
飲み過ぎたかな…

そうだ!今日からもう、休みなんだ

嬉しくなって、もう一度寝直そうと
身体の向きを変えた


ふにっ…? 


ナニか柔らかい温かいモノに触れる


あれ!?


慌て目を開けると


目の前に、ドあっぷな顔、、、、


!!!!!?


ちっ、近い!近いからっ!

て、ダレ????


あまりの至近距離に、誰なのか認識するまでに時間がかかる


整った輪郭

睫毛ながっ

スッと通った鼻筋

あ、れ…?なんか、嫌な予感が…


目の前のドあっぷな顔が身動ぎし
前髪が、額にサラサラと流れてきた

金…髪…!!

急に、パチッと目を見開いた瞳は…  

青っ…


「おはよ、空 」


「ミ、ナト… 先生…?」


「その形容詞、間違ってるよ」


ニッコリとキラースマイルが炸裂する


嘘だ!嘘だ!落ち着け、落ち着け、これは夢だ!夢、夢、そう夢っ!!

パニくる頭で、必死に現実逃避を試みる


「空… ずいぶんと大胆だね。昨夜じゃ足りなかった?」


その言葉に我に返ると


私は、先生の頬に手を添え
今にもモーニングキスをしようか と言う体制


さっきの、ふにっ は 頬に触ったのかーっっ

マズイっ


「ちっ!違う!!」


慌てて手を引込めようとすると 

その手を掴まれ、チュッと甲にキスをされる


「昨夜、散々愛してあげたのに… 足りないなんて
とんだ元教子だ…」


あ…あいっ…愛した!?


ガバッと布団に潜り込み、確認する


…… 私も、先生も … ナニも、着てない


それどころか… ナニ?この、私の身体に いたるところにある  生々しい鬱血痕は…


脳内での現状把握機能が、ショートしている


昨日は… 確か、付属の短大の卒業式だったハズ

その後、飲み会があって… え〜っと… え〜っと…


布団の中でアワアワしている私の腕を掴み

軽々と引っ張り出すと


「空のエッチ、そんなにジロジロ見ないでよ」


などと、子供のように笑う先生を見て

この人は、なんでこんなに欲求に忠実で
それに対する言動や反応が、ストレートなんだろう

ホントに、まるで子供みたいだ…

と今の現状とは到底関係ナイ事を、再認識した


「…空?もしかして、昨夜のコト… 覚えて無いの?」


私は、小さく頷くと


いきなり身体を起こし、頭を抱え込む


「あぁ、ウソだろ?… いやっ!今考えると おいし過ぎると思ったんだよなぁ〜 」


「…ごめんね、先生」


私も、身体を起こし その丸まった背を撫でると


「だからっ!もう先生じゃナイって、、、、、あっ!、もしかして…あの“今まで、教師と生徒という境界線を越えてはいけない と思っていたけれど…
もう、我慢しなくていいですよね…? 好きです ずっとずっと好きでした”て言う熱烈な告白は、戯言?」


顔から火が出るとは、まさにこの事か  


よくもまぁ、そんな長いセリフ覚えてられるものだ 


「あの、“抱いて下さい もう自分の気持ちを抑えられません”も “先生のモノになりたい”も “私の全部をあげるから、先生のも 


「わぁーーーーーっっ!!もういいです!!」


すらすらと言葉を吐く その薄い唇に グイグイと手を押しあて塞いだ


先生絶対作ってる!


そりゃあ、ちょっとは 本音が出てしまったかもしれないケド…


私が、ちょっと睨むと


先生は、意地悪く笑って


「ホントだよ、ウソだと思うなら 自分で触ってごらん…」


口を塞いでいた私の手を取り、スルスルと膣口へともっていく


ビックリし抵抗する私の手を、ギュッと掴み

指で、その場所を触れさせ

私の指と自分の指を重ねると、淵をなぞりながら

ゆっくりと指を刺し入れる

その入口は、昨夜の名残か 少し広がり

容易く2人分の指を受け入れた

スグに、グプッと中から漏れ出すものに 体温が上がるのがわかる


「ほらね、 ホントでしょ…」


耳元で囁きながら

なおも指は、動きつづけ

「空、思い出せるように… もう一度しようね」

言い聞かせるように言って、私の返事なんか聞く気もナイくせに

青いその瞳でジッと見つめたりして


…ズルイ



キスをされながらも

指は休みなく動き 私の中を出入りする


グプッグプッと卑猥な音が響き 羞恥に腰を引くと

先生の腕が腰を抱え込み逃がさないようにギュッと力を込められた


指が、更に奥まで入り込み最奥を突く


「あぁっ…」


「空、奥が好きなんだよね…」


唇を離したと同時に、そんな事を囁かれて


「ちっ、違い…ます…」


否定したが、あのいつもの飄々とした口調で


「そうなの?昨夜は、“奥が気持ちいい”て言ってたのに」


!!


もう、恥ずかしくて恥ずかしくて 消えてしまいたい


なのに、そんな私に構わず


「そうそう、右より左の方が感じるんだよね?」

と左側の胸を揉みだした


「はぁんっ…」


「良い反応、身体は正直だね」


まるで、良い点数が取れた子供を 褒めるかのような
笑顔で微笑まれる



抜き差しされていた指が抜かれ


多量の愛液を滴らせた指を、目の前で 私の指ごと舐めてみせた


「いっぱい出てきたね… そろそろ入れていい?」

私は、整わない息で ゆっくり頷くと


「空、騎上位が好きなんだよね じゃあ、上になって自分で入れてね」


サラッと ホントにサラッと

まるで、そこにレポート置いといて と言う時と
同じ感じで スゴイ事を言い放つ先生に 閉口する


固まる私なんて我関せずで

自分は、寝ころび ヒョイと私を抱え上げ

自分の腰に降ろす


「先生…私が覚えてナイのをいいことに…話作ってるでしょ?」


先生を睨むと


「酷いなぁ〜 そんなに信用ナイの?     
俺としては、二十歳の誕生日まで待つつもりだったケド
“あと1カ月も待てないっ”て、俺を押し倒したのは
君だよ」


押し倒した… もう溜息しか出ない


「もし、空が ホントは、俺とするのがイヤで
昨夜のは“酔った上のアクシデントです”て言うなら
 俺は、残念だけど 諦めるよ」


ズルイなぁ〜 先生は…


私は、意を決し 自分の腰を浮かせ

先生のそそり立ったモノに手を添えると

ゆっくりと腰を沈めていく


グチュと音をたてて飲み込まれていく先生のモノ


半分まで入った時


「はぁ…スゴイよ…空」


妖艶に微笑んだ先生を見たら 堪らなくなった


スッカリ奥まで飲み込んでから 腰を前後に動かす


「先生… あんっ… 気持ち…いい?…っつ」


「空… 気持ちいいよ…」


私の腰をつかみ動く力を増幅させると

互いの摩擦面から グチュグチュと卑猥な音が聞こえ
快感を高めていく


先生も腰を揺らし奥を突いてくるたびに

白く霞んでいく視界


「先生…好き…」


倒れ込んだ胸の中で


「今度は、忘れるなよ…」


そっと囁かれた





end







空様への 捧げもの

前置きが長くて、Hシーンが少なくてごめんね〜(笑)

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