05/25の日記

15:27
2nd 〜キバ〜
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初めてした時は、そりゃあもうヒドイもんで

擬音で、表すなら

まさしく “ガツガツがんがん”て感じだった


私は、恥ずかしいやら 怖いやら 痛いやら で涙でぐしゃぐしゃで

そんな私を、見て
当のキバは オロオロして 逃げるように帰っちゃうし


ホント… 最悪だった…


それから1週間


なぜかキバは、私を避けている


なぜ!?

普通、逆じゃない?

私の方が避けても、、、おまえが避けるってのは、どういう了見だ!!


学校の屋上で殺気立つ私を


「あ…あのっ、話しかけて良いか?」


余りの気迫に、2・3歩後退るシカマルが居た


そのちょんまげ頭を見たら

張り詰めていた空気が、緩み

もう、どうしょうも無いぐらい 泣けて泣けて

ボロボロと泣いた


そしたら、横からスッとハンカチなんか差し出してきて

そのアイロンがシッカリとかかって、柔軟剤の良い香りのするハンカチに

キバとの雲泥の差を痛感して また泣けた


「シカマル〜〜〜」


シカマルに抱きつくと、ちょっとビビリながらも


「…まぁ、悪気はねぇんだよ アイツも 」


私の気持ちも、ヤツの行動も全部察した勘のいいちょんまげは


「男は、色々あんだよ めんどくせぇコトによ 」


2度程 私の背中をポンポンと優しく叩いた


「色々って?」


シカマルは溜息を吐きながら頭をガシガシと掻き


「男のプライドとか… まぁ、色々だっ 」


と私の頭をわしゃわしゃと撫で また2回ほどポンポンとそっと叩いた

シカマルの持っている空気感は心地よい…


「シカマル〜 私、シカマルにする!キバは、もうイイっっ 」


「バッ、何言ってんだよ!」


飛び退いて逃げようとするシカマルに
再度抱きつき


「シカマル〜ぅぅ」


とか言ってたら、

バンッ!と勢いよく 屋上の扉が開いた


「何してんだよ…」


不機嫌なキバ


今頃来たって遅いんじゃっ!!


「私、シカマルと付き合うコトにしたから!」


めんどくせぇ顔のシカマルと

怒りに震えるキバ


「いいから!おまえ!ちょっとこっちに来い!」

凄んで見せるキバなどにお構いナシに

シカマルの腕をギュウギユウと掴みながら

「ヤダよ!これからシカマルとチュウするんだ!チュウ!」


私のタコのように突き出した唇を、手でガードするシカマル


「おまえ、もう行け
せっかく迎えに来たみたいだからな 」

ニヤニヤ笑うシカマルに罰の悪そうなキバの顔

私は、結局シカマルに差し出されて
キバに襟首捕まれ
ズルズルと引きづられていった


「シカマル〜〜ぅぅっっ
私、尽くす女だよ!あなた色に染まるよ!鯖の味噌煮だって作れるよ〜〜〜〜っっ 」



最初こそジタバタと抵抗し

「離せっ!」

「ヤダっ」

「1週間も放置で、今頃なんだよ!!」

「悪かったっ」

「キバなんかもう知らん!バカ!アホ!チビ!スケベ!」


あらんかぎりの罵詈雑言を、浴びせる


なのに、通り過ぎる周りの大人達は

また喧嘩してんのか? とか キバいい加減泣かすなよ〜

なんて、もう見なれた毎度の事のようにキバに話しかけていて

キバもそれに、いつも煩くってスンマセン とか

頭を掻いたりして…


これだから、幼馴染ってイヤなんだ!!


「離せったら離せっ!!」

「離さねぇよ」


キバの家の玄関をくぐったあたりで、返された言葉に

ちょっとドキッとしたりした


イヤっ違う! 私は、怒ってるんだ!


体制を立て直そうとしたのに

なぜかベットに押し倒された


 … !?

訳が分らない私の前で、またまたなぜかキバがシャツを脱いでいる

 … ??

上半身が露わになった身体が近づいてくる

なに? なに? 泣きそうな私に

「いいか、お前の初めては 今日だからなっ 」

と、真剣なまなざしで言われ キスをされた


初めては今日… 今日が初めて… ん? ちょっと待て!

「えっ、これからスルってコト? 」

私が現状を把握した時には、もうキバの唇は首筋を辿っていて

鎖骨の溝に舌をチロチロと這わせていた


なんか… ドキドキする…

キバは、私の視線に気づき フフンと余裕たっぷりに鼻で笑って

今日のキバは、どうしちゃったのか…


「しないよっ もうキバとは、しないっ」

頭を押しのけようとした手を掴まれ 

そのまま頭上に押し付けられる

ガッツリと合わさった視線


「なんでだよ… 」

言葉と共に少し伏目がちに目線を外したキバ


「だって… キバ、 私とシタの… やだったんでしょ…? 」


「そんな事ねぇよ!おまえこそ… もう俺とスんの…
やんなっちまったんじゃねえの?
俺… 全然余裕無くて、優しくしてやれなかったし 」


「キバこそ、私が… 怖いだの 痛いだの 煩いほど言いまくって… 何度も中断させたから…
めんどくさくなったんでしょ… だから、もう… しなく… ていいよ… 」

一生懸命我慢してたのに、涙が溢れて止まらなくなって 顔を腕で隠した


「悪かった、なんかうまく言えねぇケド… あの日、おまえを 俺の欲望だけで汚しちまった気がして…
どうしていいか分んなくなっちまって…
オタオタして  めちゃくちゃ反省した… 」


私の腕を、ゆっくりと外すと


「俺は… おまえとしたい 」


力のこもった瞳で見つめられる


「おまえは、どうなんだ… 」


こんな、自分の事しか考えられないヘタレで 思い立ったら自分の理論しか通さないようなヤツ…


私にしか、面倒みられない


小さい頃から、ずっと見てきた私でないと


「 したい、 キバとしたい 」


キバは、満面の笑みで 


「今日が、おまえの 初めてな 」


口づけと共に、着ていたものを脱がされる


前回同様、貪るように口づけられるが

手は、戒めているようで 早急に動くような事はなかった


胸の突起を、キバの指が掠める 

思わず声が出そうになったが 口内を舐めまわす舌に
飲み込まれた


やっと解放された唇から ハァハァと荒い息が繰り返され 
それが、この行為によってなのか
酸素不足のせいなのか分らなくて 

スゴク恥ずかしい

サッキまで私の口内を貪っていたその唇は
胸のいただきを捉えていて

器用に舌先を使って前後左右に舐めまわす


手と舌で、両方の胸を刺激されると
もうなんだか堪らなくて 腰が浮いてしまう


「気持ちいいのか…」


そんなストレートな聞き方されると照れくさいが
素直に頷いた


そうしたら「かわいいな 」と、髪を撫でられ


益々赤くなる私に「腰あげて 」と手を添えると
その少し上がった隙間から
スカートと下着を一気に引きずり降ろした


「やっ、 キバ…」

恥ずかしさに、抗議の声を上げたが

それはスグ、キスによって封じられた


キバの手が、下腹部を這いまわる

前回は、スグに指を入れてきて 痛みしか感じなかったが

今回のキバは、ときたま逸る気持ちを押さえつけるかのように 途中で動きが止まったり
何かブツブツと目を閉じて繰り返したりしていた


キバの指が、突起にそっと触れる

優しく上下に擦られ 無意識に腰が揺れる

親指と中指でグイッと皮を剥かれ

芯の露わになった部分を、人指し指で捏ねられる


「ひゃぁぁん… 」


なにかが、身体の奥底から せり上がってくる感覚に
怖くなって 

キバにしがみついた

「ごめっ、大丈夫か? 」

不安そうに覗きこんでくる顔


「…大丈夫だと、思うケド… なんか、おかしくなっちゃいそうで… 」

荒い呼吸を整えながら答えると


キバは、みるみるウチに赤くなって

「…ンなこと言ってんじゃねぇよ… 」

と目を瞑って 何かブツブツと小声で言いだした


何を言っているのか、気になり

口元に耳を寄せると

「…18.19.20.21…」

数を数えている


なんとなく分った

誰の入れ知恵だかは知らないが

前回の教訓から ヤバクなったら数でも数えろ とか言われたのだろう

そんな裏の事情まですべて読めてしまうこの幼馴染が可愛くて抱き寄せた


「ばっ、やめろって 」慌てて身体を起こし

2.3度深呼吸すると

「今日の俺は、一味違うからな… 」

とか意味深に言ってニヤリと笑った


そこからはもう、キバの独壇場で

私は、キバの指だけで 何度もイカされてしまった


荒い呼吸を整えながら

「キバ… こんなコト… 誰に教わったの…? 」

疑問を口にしたら、ちょっと言いにくそうにボソッと

「シカマルのオヤジさん… 」


“シカクさんめっ” 後日、ニヤニヤしたシカクさんに からかわれる自分が、ありありと浮かぶ


「で、これが教わった最後 」

キバは、ゆっくりと挿入してくる

「焦らずに… ゆっくりと… 」

自分に言い聞かせるように呟きながら

ゆっくりと根元まで沈める


もう、なんどもイカされた蜜で すっかり濡れそぼっていたそこは、

前回の痛みなど嘘のように、すんなりとキバを受け入れ

はしたなく、ぐちゅぐちゅと音までたてていた


「大丈夫か…? 」

羞恥に身を堅くする私を心配したのか
そっと髪を掻きあげてきたキバ


「恥ずか…しい… 」

素直に言葉にすると、

「今更だろっ… 」と挿入したままグイッと引き起こされ

キバの胡坐の間に座る形になり、真っ赤な私を気にもせず

「俺、ずっと好きだった… おまえだけ、ずっと…
ガキんころから… 好きだった… 」

重なり合う視線のまま たどたどしくも紡がれる言葉に

泣きそうになった私を、ギュッと抱きしめた 


そのまま、一呼吸置いてから動くぞっ と言われ 訳が分からないでいると

下から突き上げられ 挿入の深さに 息がうまくできない


「キバ… もう… 」

私の限界と自身の限界を感じたのか

体制を変え 今度は、私を寝かせると 思いっきり両方の足を広げ

身体が2つに折れ曲がるかと思うほど高々とお尻を上げ 自身を差し込んでくる


私の目の前には、そのキバと繋がった結合部 出入りするたびジュプジュプと音をたてる自分の蜜部までが丸見えで どうにかなってしまいそうだ


視覚・聴覚から煽られて 高みに登りつめる身体

キバも、同じようで 余裕の無い表情に汗を滴らせている

一層奥を突かれ、キバのモノが中で質量を増した時


「おまえの初めては… 今日だからな… 」


耳元で囁かれた言葉と共に、キバの全部を受け入れた




end






お題のキバ幼馴染話と、少しリンクしています



























































   

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