10/26の日記

02:11
感情  〜ヤマト×サイ〜※閲覧注意
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「サイ…僕は、君が好きなんだケド…君は?…」


突然切られたカード


凄く困った顔のサイ


君が表情を、そこまで変えるなんて

珍しいね


大人の余裕とばかりに、ゆっくりと答えを待つ僕に


「…多分、ヤマト隊長の事は…嫌いではナイです…
寧ろ…好き、な部類に 入ると思うのですが…それが、恋愛…で言う好きなのか…は…」


言葉に詰まりながらも、自分の気持ちを 正直に話してくれるようになった事に、感動する


サイの困惑も、最もだ


僕達は、最近 やっと監視する側とされる側から、抜け出たばかり


今でこそ、今日のように
僕の部屋にある 遺伝子学やら医学やら植物に感する本などを、読みにくるような間柄になったけど、


こんな話は、想定外だっただろう


でも、僕はだてに君より年上じゃナイからね


若い頃のように、感情だけでモノを言ったり

勢いで、後先考えない発言なんか しないよ


見込みの無いカードを、切ったつもりは 無い


元来、僕は 慎重派だからね


「サイ、ちょっとおいで…」


ソファーに座って 本を読んでいたサイを、呼ぶ


サイは、少し戸惑ってから ゆっくりと立ち上がり

ベットに座る僕の前に、佇む


「サイ…その感情がなんなのか、 試してみようか…」


「どうやって、ですか…?」


いつものサイらしく無い、怖ず怖ずとした態度が、可愛くて 笑ってしまった


「サイ手を出して…」


やはり怖ず怖ずと伸ばされる手


その手に、そっと触れる


触れた途端、ピクリと動いた手を ゆっくりと握りしめ


「どう?…僕に、手を握られるのは イヤかい…?」


フルフルと首を振るサイの手を
そのまま引き寄せ


僕の腕の中に、スッポリと収まってしまったサイを
抱きしめる


サイは、慌て身体を退こうとしたが


「こうやって、僕に抱きしめられるのは? イヤ…?」


そう耳元で囁くと


サイの動きが止まり、暫くじっと 抱きしめられる感覚を味わった後


「…イヤ…じゃ…無い、かも…」


と俯きながら小声で言った


僕は、抱きしめたサイの背中を擦る


「これは…?」


腕の中のサイが首を振る


「…なんだか、落ち着きます…酷く…安心できる…」

その言葉に微笑んで
次は、ゆっくりとその綺麗な黒髪を撫でる


「これは…?」


またサイが首を振るが


「イヤじゃ、無いケド… 恥ずかしい…です…」


見下ろした、サイの耳が
紅く染まっていた


僕は、そっと
その耳同様 紅く染まる頬に手をかけ 上を向かせると

視線が絡む


なんだか、涙目になりながら ポワンとした表情で 僕を見上げるその艶っぽさに、息を呑んだ


今にも、押し倒してしまいそうな 自分の気持ちに
ブレーキをかけながら


前髪を左右に割り
現れた額に、そっと口づける


ちょっとびっくりしたのか、眼をシバシバさせていたが


構わず、頬にもキスする


「いや…?」


また首を振り


「…びっくり…しました…」


「じゃ、サイ… コレは…?」


その、カタチの良い唇に
触れるだけの、キスをした


暫く固まってしまったサイ


それを、解すように
もう一度 ついばむようなキスをすると


「…イヤ、では…無いケド…ドキドキして…胸が、苦しい…」


自分の胸を、押さえながら 話すその手に

僕の手を重ねる

サイの手を通して伝わる、早い鼓動


「ホントだ…じゃ、これは…?」


深く口づけ
半開きだった唇の隙間から 舌を滑り込ませた


途端ビクンと震え
後ずさるその身体を、引寄せながら
逃げるサイの舌を絡め取り吸い上げる


どんどん深くなる口づけに、サイの抵抗も弱々しくなり 強張っていた身体から、力が抜けていく


音をたてて、唇が離れた瞬間 銀の糸が2人を繋いだ


「イヤ…?」


僕の問いかけに、ボーっとして答えられないサイに


「返事しないと、もう一度しちゃうよ…」


言うと、慌てたように


「イヤ…じゃ、無いケド…ヤマト隊長の、顔が…見れない…」


俯く その顎を掬って


またキスをする


口腔内を汲まなく貪られながら、溢れる液体を涙目で嚥下している姿に
理性が、吹き飛びそうになりながらも
なんとか留める


唇が、離れた途端足りなくなった酸素を
急速に補うように 上下する薄い胸


「…なんか…ズルイ…」


目元を染めながらも、睨んできたサイに


僕も、反らさず 真っ直ぐ視線を返す


「どうして…?」


整わない息のまま 途切れ途切れに、抗議の言葉を並べるサイ


「隊長は、大人で… なんでも知ってて… 経験もあって… 口も、うまくて… 僕なんかじゃ… 敵わない… 」


サイの背を擦りながら


「イヤだったのかい?僕は、無理強いしたつもりは無かったんだケドな…」


頬を掻く僕に、サイは慌てて


「イッ、イヤじゃナイんです…寧ろ、心地よい…と言うか…もっと触れたい…とか…思ってしまう自分も…いて…」 


しどろもどろなサイが、なんだかいつもより幼く見える


ニッコリと笑って

「じゃ、続き…いいね…」

と、上着の隙間から手を差し入れると


「まっ、まって下さいっ」


腕を掴まれ、必死な表情


今日は、色んなサイが見れるな〜 なんて

クスクス笑ったら


「笑わないで下さいっ…僕と隊長は、男同士なんですよ…こっ、こんな事…任務でも無いのに…」


言葉が終わる前に、思わずベットに押し倒した


目を白黒させて、慌てふためくサイの首筋に顔を埋め

その白い肌を、キツク吸い上げ 朱印をつける


チクリとした痛みに、身体を捩り逃れようとするその身体をグイッとベットに押し付け


上から、サイの顔を 見降ろす


自分の腹の底から込み上げてくる怒りと、“任務でならするのか”との言葉をグッと押し留める


僕も暗部だ… そんな事は、 …分っている


上からの命令は絶対だ


それがどんな任務でも…


特に、幼少期から 根 に属していたサイには 数ある任務の中の1つ


任務の為に、自身の身体を開く事も 任務で人の命を奪う事も 然して変わりは無い事だと…


それを、疑問に思う事も
悲しいと思う事も 
この子には 無かっただろう…


見降ろした サイの瞳に、怯えの色が見え


僕は、大きく深呼吸すると


「サイが、拘っているのは… 男同士だから、だけかい?」


大きく首を振って


「僕は、隊長の部下で… 」


「それから?…」


「隊長は、大人で… 」


「それから?…」


「同じ…暗部で…」


「そうだね…」


「兎に角!…色々…考えてしまうんです…」


自分の感情を表す言葉を、必死で探しだし
言葉にする 姿に 愛おしさが 込み上げてくる


「じゃ、考えないようにする…って言うのは どうかな?」


「そっ、そんなこと!… 出来ない…です…」


差し込んでいた手を、ゆっくりと動かし胸の突起にそっと触れる


ビクンと震え逃げる身体を抱きしめ


「サイは…僕に触れられるのは 嫌じゃナイんだよね?」


戸惑いながらも、頷いた事を確認すると


「じゃ、余計な事は考えられないようにしようか…
サイの、心からの言葉が 聞けるまで…」


触れた指先を、ゆっくりと動かし突起を上下に撫でる


「やっ…待って、、待って…んっ 」


抵抗を示す言葉ごと 唇を塞ぐ


スグに、舌を絡め深く口づけながら


もう一方の手で、やんわりとサイ自身に触れると


身体を震わせながら、逃げる腰


それを追いかけズボンに手をかけ引き降ろす


露わになった下肢を隠そうと身体を丸めるサイの足を左右に開き


閉じられないように、自分の身体を 入れ込んだ


離れた唇から 「やっ、、」非難の声があがるが


構わず、上体をズラし その緩く立ち上がりはじめたモノに 舌を這わす


「やっっ、隊長っ!」 


僕の頭を引きはがそうと、グイグイと引っ張る手を

片手で拘束すると


「ダメっ…」


どうにか逃れようと、今度は 身動ぎするが


構わず、責め立て 咥えながら上下にキツク吸い上げる


先端のスリットに舌を丁寧に這わし 左右に開きながら 奥まで刺激すると


堪らず、サイの腰が震えた


「やっ… ダメっ…」


くびれから先端を 口腔内で転がす


「イヤ、あっ…んん…ヤダっ…」


段々、艶の増すサイの吐息 


でも、まだ否定の言葉を口に出来るようじゃ 離してやれない


攻める事をやめず、サイの先走りと僕の唾液でジュプジュプと厭らしい音をたてるその音で


頬を染め、泣きそうになりながら 耳を塞ごうと 拘束した手を解く事を試みるサイに


そうは、させないと ぎゅっと握りしめた手に力を込める


「ダメッ…もうっ…」


耳から入り込む淫秘な音 直接的な強い刺激 ままならない抵抗


もう、何もかもが サイを駆り立てる要因にしかならず


細いその腰が、限界だと告げている


それでも、僕は 責め立てるスピードを上げていく


その 今にもはちきれそうなモノに指を絡め上下に刺激しながら


先端から、ドクドクと溢れる先走りを次々と舐め取ると


サイから、泣き声のような懇願が洩れる


「隊長… もうッ、やめて…んんっ あぁっ…お願い… もうっ…」


一層強く刺激すると


「あぁっ…っっ」


白濁を吐き出し クタっとベットに沈み込んだサイ


「サイ…まだだよ…」


僕は、力なく横たわるサイをうつ伏せにすると


その双丘の蕾に指を這わせる


「やっ、無理…です…」


残る力を振り絞って、抵抗するサイに


「まだ、サイから 言葉が聞けてナイからね… もう少し、つき合ってもらうよ…」






あれから、何回目になるか分らない突き上げに


もう、サイの声は擦れ それでも 声にならない喘ぎを 漏らす


意地らしく僕の背に回されたサイの腕を解き


その両足を高々と抱えあげ秘部を曝す


「も…もうっ…ムリ…です… 」


抵抗する力も無く、貫かれるままのサイ


時折、苦しそうなサイの表情に 罪悪感にかられ躊躇する僕

その腕を、ギュッと掴むサイの細い指だったり
引かれる僕の腰に
擦り寄ってくるその白い肌

そんなのは、多分
無意識なんだと思うケド


この行為が、自分勝手なモノではナイ事を
告げてくれているようで
ニヤける顔を、必死で堪えた



再びサイの中に 吐きだした後 呼吸を整えながら


その両の手を握り締めると か弱いが 確かな力で
指を絡めながら握り返してくる


キスを求める仕草に、顔を寄せると


かわされ、 代わりに僕の耳に唇を寄せ


「 …好き です… 」  


そう呟いたサイに


「良くできました…」


その汗にまみれ紅く染まる頬に、そっとキスを落とした





end





初めて書きました、ヤマサイ…

サイが、可愛過ぎ〜(笑)



☆コメント☆
[よみ] 12-31 19:00 削除

 テンゾウらしい攻め方でドギバグでした。
サイが本当に可愛くて、テンゾウになりたい!
次回作!楽しみです!

[夜月] 03-31 23:15 削除
初めてヤマト×サイを見ました
初めてで、これを読んでよかったです
ヤマサイ好きになりました

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