12/09の日記

02:05
Present 〜ハヤテ〜 
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なんで、こんな事になってるんだっけ?


湯船の中で、身を屈めながら考える


「ゆな…そんな端っこに居ないで、こっちにおいで…」


背後から伸びてきた腕に抱きしめられ


固まる私に、クスクス笑ったりして


なんか、ズルイ… ハヤテ


そんな嬉しそうな顔、初めて見た気がする


いつもは、そのポーカーフェイスを 変える事なんて、殆ど無いのに…


今は、鼻の下…伸びてるし…


プイっとそっぽを向いた私に


「ゆな… 」


なんて耳元で囁いて


慌てて耳を抑えようとした私の手を掴み


「耳… イヤ…? 」


背後から顔を覗きこまれて、心臓が跳ね上がる


思わず、その視線から逃れるように


身体を離そうとすると、それを許さないように
グイッと引き寄せられ

水面が揺れる


サッキよりも、更に近くなった距離に


もう鼓動が忙しなく、その湯に浸かる身体同様


紅く火照っていく顔


ヤバイ… のぼせそう…


そんな、私を察したのか 湯船から抱き上げ


浴槽の淵に座らせた


そのまま、顔色一つ変えず なんだか当たり前のように


私に足を左右に大きく開くと


その中心に、顔を埋めた


「やっ、やだっ 」


一生懸命足を閉じようとする私を、宥めるように


太ももを優しく撫でられる


「あっ、んっっ… 」


思わず漏れる、自分の声が


浴室内に響いて、恥ずかしくて恥ずかしくて


そこから、ハヤテの頭を引き剥がそうとグイグイと髪の毛を引っ張ったのに


腰に腕を回され、グイッと自分の口元に密部を引き寄せられた


途端、入り込む舌が溢れる湯船の湯を絡め取ってゆく


いきなりの強い刺激に、ビクビクと揺れる私の腰


ハヤテの舌の動きに合わせて、はしたなく流れ出る蜜


その量は、次第に増し


ハヤテの舌によって、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を響かせている


浴室内に響く、自分の吐息と 蜜部からの音に 聴覚を刺激され


私の脳内が、麻痺していく


もう… ダメ…


崩れ落ちそうな上半身を、必死で淵を掴み堪える


「ハヤテ… ハヤテ… 」


うわごとのように名前を呼ぶと


濡れた唇で、私を見上げてきた


その欲情したハヤテの顔に


ゾクリと背筋から快感が駆け上がる


「ハヤテ… お願い… 」


今、私もハヤテと同じ… 欲に濡れた顔をしている


「私も、我慢できそうに無いので… そこの壁に手をついて… 」


いつも、私を気遣ってゆっくり進む行為も


今日は、珍しく早急で


荒々しく私の腰を抱え上げ、壁に手を付かせると


後ろから、ハヤテの熱い塊が あてがわれる


数度くゅちゅくちゅと、馴染ませるように擦りつけた後


ぐっと、侵入してきた


「 あっ、んっ、ハヤテ… 激しい… 」


「ご、ごめん…ゆなっ… 今日は、優しく…できないっ 」


あがるハヤテの息遣い


両胸を揉まれながら、奥まで突かれ もう膝がガクガクと震えだす


こんな獣のような体制で、抜き差しされて


その羞恥心が、いつもと違うハヤテが、こんな場所での情事が


私を、煽る


自ら、はしたなく揺れる腰


自分の、良いところにハヤテのモノを擦りつけていく


背後から 吐息で笑ったハヤテ


「ゆなっ…そんなに、煽らないでくださいっ… 」


そんなコト…言われたって…


肌と肌のぶつかる音が、ひと際激しくなる


壁についている手が、滑り


何度も、手を付きなおすが それも限界で


ズルリと手が滑る間際、ハヤテの手が上から覆い被さり 私が付いている手を支えた


2人の繋がる部分から、ボタボタと雫がタレ 湯船に落ちてゆく


ハヤテの身体に慣らされていく自分が恥ずかしいような嬉しいような


もう、ホントにこの人が 好き過ぎて泣けてくる


「ハヤテ… 好き… 好き… 」


そう何度もうわごとのように呟いて


快感に、崩れ落ちそうな膝に力を入れる


でもそれもスグに限界で


「も、もう…っ… ダメ…っっ 」


そうハヤテに告げた時


身体を入れ替えられ


今度は、浴槽の淵に座ったハヤテ


それを跨ぐように私を抱え、腰を落としながら再度挿入していく


結合部が、密着し 深く更に奥にハヤテのモノが入り込む体制に 悲鳴をあげた


「ああぁっ… 」


「この方が…ゆなの良い顔が、よく見れる… 」


微笑んだ額から、汗が伝う


どちらのものとも分らない愛液が、お互いの身体をぐちゃぐちゃに濡らしていく


切羽詰まったハヤテの顔が、私を見降ろしていて


あ… この顔、好き…


こんなハヤテの表情を見れるのは、私だけの特権


嬉しくて瞳が潤む


思わず、ハヤテの整った顔を滴る汗に手を伸ばすと


その手ごと、ぐいっと抱きしめられ


さらに、深くなる侵入


肉芽が、ハヤテの皮膚に擦れて 快感が速度を増す


あっ…オチ…る… 


意識が途切れる寸前 


ハヤテの熱が注ぎ込まれ


「 ゆな… 素敵なプレゼント、ありがと… 」


蕩けるようなキスに、もうこのまま混ざり合って


ハヤテとずっと一緒に居れたらいいのにな… そう、思いながら 白夢に落ちた





end





ゆな様に捧げます

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