08/23の日記

23:01
2周年企画リクエスト 〜ヤマト〜
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「 …背中が …痛い 」


俺の上に馬乗りになるキヨミに、そう訴えてみるケド


彼女は、聞く耳を持たず


「私の愛が、ヤマトより劣る…?どうしてそんな事が言えるの!!」


口調はキツイが、今にも泣きそうに眉毛を下げる


彼女は、いつもそうだ


烈火の如く 怒りを露にするクセに


その表情はいつも泣きそうな顔で…


女性って、ズルイよなぁ


こんな時、つくづく実感する


ただ、誤解の無いように言わせて貰いたい


僕が言ったのは 


「僕の愛は、キヨミが思うより 2〜3割増しだと思うよ」


だ!! それのどこをどう聞いたら彼女の言う文言になるのだろう?


僕は、甘い言葉を囁いたつもりなのに この思い込みの激しい猪突猛進な彼女は、スッカリ御立腹だ


困ったな…


僕が溜息を吐いたのを見逃さず、キヨミの怒りの炎が揺れる


「私の愛がどれだけか 今ヤマトに思い知らせてあげるから」


ブツブツと小声で言いながら、なぜか俺のベストのジッパーに手をかけ


そのまま引き降ろすと、スルリとアンダーを捲り手を差し入れてきた


普段体温の低いキヨミの手が、今日は熱く


直に肌に触れた指先から、熱を持ったようにその体温が伝わってくる


その手で脇腹を撫でられ、くすぐったさに身を捻ると


グイッと彼女の膝で抑え付けられる


「キヨミ… できれば僕は、逆がいいのだケド…」


そう訴えるも、無言で


邪魔くさそうに、アンダーをガバッとたくし上げ


露わになった胸を撫で擦る


女性では無いので、そこに魅惑的な膨らみは無く


まっ平らなそこを曝して何が楽しいのかと思っていたら


唯一の突起を、触れるか触れないかの微妙なラインで指先を這わされ


輪郭を、クルクルとなぞられる


もどかしさとくすぐったさに、困惑していると


直接、両胸の突起を摘まれ 思わず腰が浮いた


その僕の反応に気を良くしたのか、キヨミは自分の身体を倒し


文字通り僕の上に覆い被さると、その少し硬くなり始めた突起に舌を這わしだす


「 …んっっ 」


思わず出た吐息に、慌てて自分の口を塞ぐ


僕は、女性では無いんだから ここでアンアン声を上げる訳にはいかない


なのにキヨミは、僕が胸が弱い事を知っていてワザとその舌先で執拗に弄る


尚も僕は、自分の口を両手でキツク押えながら 


視線は、彼女の大胆な行動に釘づけになり 必然と目線が下がる


僕の視界には、キヨミの小さな赤い舌が その硬く尖った先をチロチロと動く姿が映り


…なんとも艶かしい


この淫秘な仕打ちは、いつまで続くのか 


これはこれでオイシイかもしれない…


イヤイヤ、こんな女性にマウントポジションを取られる暗部って…


ダメでしょ…


なんてグルグルと考えていた時に


カリッと突起を甘噛みされ


「うぐっ…」


押えた手の下から くぐもった声が洩れた


「ヤマト… 気持ちいい…?」


言いながら、舌を這わせ 下から見上げてくる妖艶な視線に


腰の奥がドクリと熟れた


「ヤマト、ズボンがキツそう…」


器用に2人の密着した身体の間に手を差し込み


僕のズボンのジッパーを下げると


自分を包む最後の1枚な薄い布の上から、やんわりと揉み扱かれる


もう充分立ち上がり初めていたそこは


窮屈なズボンから出られた解放感も手伝って、その大きさも硬度もどんどん増していく


先走りで濡れる下着の感触が気持ち悪くて、少し身体を起こしその隙間からキヨミの手を掴まえると


「直接触って…」


彼女の手を、そこへ導く


戸惑いがちに、直に触れたその手が


淫らな水音をたてるのには、そう時間がかからず


両肘を着いて更に身体を起こすと


「キヨミ…」


その名を呼んだ


絡んだ視線から、顔を寄せると


僕の欲してるものが分り 彼女の唇が近づく


それを貪るように味わうと、赤く染まる頬


イヤ、今更だろ… 


キミは僕に、もっと凄い事してるよねぇ


思わず笑ったら、プーっとむくれた


ホントにキヨミは、喜怒哀楽が激しいね


「もう!ヤマト、起き上がらないで!!」


そのままドンと、突き飛ばすようにまた押し倒される


「まだ続くの…?」


キッと睨まれて、“ハイハイ”押し黙る


なんだかキヨミは、喜々として僕に触れてくるが


触ってる場所が場所なんで、僕としては複雑な訳で…


今まで、女性を押し倒したい と思った事は何度もあるケド


押し倒されたい と思った事は、一度も無い


僕の動揺は半端じゃ無い…


「んっ…つっ…」


徐々にキヨミの手の動きが早急になり、グッと奥歯を噛締め声を殺す


「キヨミ…いい加減っつ…


「ヤマト… イキそう…?」


僕が縦に首を振ると


「まだ、ダメだよ…」


今まで触れていたそこから手を離し、スルスルと下だけを脱いでいく


上はキチンと着込んでいるのに、下だけは無防備で


その艶かしい生足が


なんだか酷く 淫秘な感じだ


ただただ、キヨミの行動に驚く僕などお構いなく


そのまま僕自身に手を添え、ゆっくりと腰を落としていく


少しづつキヨミの中に、入り込んでいく自身が熱くて


ヤバイッ… 必死でカカシ先輩の顔などを思い浮かべてやり過ごす


なのに、僕の全部を飲み込んだまま 固まったように動かなくなったキヨミは


小声でゴニョゴニョと呟きながら俯いてしまった


うん?不思議に思い覗き込むと


「勢いで…こんなコトしちゃって…  …急に …恥ずかしくなった… 」


耳まで真っ赤な彼女に、ドクリと全身の血が駆け上がる


まったく、キミは…


僕を喜ばせるのが上手いよね


そのまま繋がった部分が抜けないよう、慎重に身体の位置を入れ替える


擦れ合う部分から、多量の水気を含んだ粘着質な音と


彼女の甘い吐息が洩れる


それが又恥ずかしい様子で、顔を両手で隠すキヨミに


「今更、怒りが収まって我に返ったので 止めます なんて、言わせないよ…」


やっと形勢逆転


あのままずっと攻められてイカせられたりしたら、僕の立つ瀬が無いからねぇ


「キヨミは、分っていないようだから 僕の割増しな愛をたっぷり思い知らせてあげるよ」


仕掛けたのは… キミだからね…







end





キヨミ様リクエストで、『ヤマトを押し倒す』でした


キヨミ様の妄想通りに書けていればいいのですが…(^^ゞ

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