01/02の日記

05:28
重なる後ろ姿 差し出す手 〜サクラ〜
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私の前を歩く背中


それは、昔とは違い大きく逞しくなったケド


その特徴的なオレンジは、今も変わらない


今では、里の英雄となったその背を見ると


必ず重なるもう一つの背中がある


今は、一緒に居る事も叶わない


“ 彼 ”の後ろ姿


それは、私がずっと見てきた光景


きっと、今の私が切望している光景だからなのか


それが叶わない現実(いま)に


胸の奧が鈍く痛んだ


それは、いつまでも治りきらない古傷のように 私を苦しめ 


時折、泣きたいほどの感情をよび起す


今の私には、幼かった頃のように


“ 彼 ”を慕う気持ちとは別の


自分でも説明し難い感情があり


それは、過ぎた年月の長さからなのか


私の心変わりなのか


自分の心情に、葛藤する事が多い


たぶん、“ 彼 ”と対峙した あの時から


それは、日増しに強くなり


私の色んな感情を巻き込んでいく


もう諦めようという気持ちと 絶対に諦めたくないという気持ちの鬩ぎ合い


“ 彼 ”の背景にある 悲しかったり 泣きたかったり 苦しかったり 負の感情の一切の海に沈み込みそうになり


絶望的な未来しか描けなかったり


それを誰かの所為にすることは、容易い


自分の所為にして責める事にも、疲れたよ… 



もう、忘れてしまったかな?


まだ私達が同じくらいの背丈だった頃


移動する時は、いつも


二人の背中を追いかけていた


すぐに口喧嘩を始める二人に


呆れながらも


そんな二人が羨ましくて


拗ねる私に気づいて


必ず、手を差し伸べてくれていた事を


「 早くしろよっ! 」


言葉こそ乱暴で、態度も横暴なのに


いつも、いち早く私の変化に気づいてくれるのは


“ 彼 ”で…


そんな所が、今でも “ 彼 ”を憎めない原因なのかもしれない


覚えてる…? 


あの時の、手の温もりを…


私だけじゃナイ あなたを想う師も あなたを諦めないあいつも


差し出す手は、いつでも 


あなたに向いている事を


どうか… 忘れないで…







end



サクラちゃんの心情を書いてみたつもり…ですが… 文才ねぇ(-_-;)

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