06/16の日記

19:26
50000HIT企画  X (ワンピース〜サンジ)
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5.全身で、





好きなら、全身(すべて)で私を愛して…




もう、慣れたハズのナミさんとサンジくんのやり取り


なぜか、ここ最近 日に日に気になって


その場から、そっと離れる事が多くなった


以前なら、こんな気持ちにならなかったのに…


“なぜか”、は自分で分っている


それは、1ヶ月前 サンジくんが私に告白してきたからだ


途中参加の私は、まだこの船に乗って1年


弓を扱える私は、ここのバカ強い船長やゾロ・サンジくんには及ばないが


ウソップやチョッパーよりは、イケていると自負している


もしかしたら、腕力なら 脚力主のサンジくんにも勝てるかも…


そんな事を思いながら、毎日お風呂上がりに鏡に自分の腕を写す


女性らしさが、ひとかけらも無い その筋肉質な腕は


負ける事が大嫌いな私の戦歴だ


それを、悔いる事は無いが


ナミさん達を見ていると… 無意識に腕を隠してしまう


真夏でも、薄着になる事も無く 海やプールなどには絶対近寄らなかった


そんな私に気づいたのは、サンジくんで


夏の日差し降り注ぐ甲板に、長袖で居た私に


「 気にする事無いのに〜 」となぜか涙目でウルウルされたり


「 レディが肌を出さないでどうするっ 」とか力説されたり


「 可愛いのに… 」なんて、溜息吐かれたりした


可愛いなんて、サンジくんには 挨拶のような言葉で


それを鵜呑みにするほど それこそ可愛い女じゃなくて


冷やかな視線で返した私に


「 マジ、凄く可愛いと思ってるんだケド…  …俺のものにならない… 」


冗談とは思えない程 低い声で 真剣な眼差しで そう言われた


あまりの予想外な出来事


驚き過ぎて、長い間口を開けない私に


黙ってつき合うサンジくん


彼が、3本目の煙草に火をつけ


2人だけのこの空間の居心地の悪さに、逃げ出したいと思い始めた頃


「 あ、ごめんね なんか… 気にしなくていいからね 」なんて情けない顔でハハッて笑って


キッチンに戻って行くサンジくんの後ろ姿を、黙って見つめるしかなかった


その後は、いつもと変わらずで


今日も元気に、「 ナミすわぁ〜ん 」とハートを振りまいている


私は、あれからずっと悩んでいるのに…


夜、私は行動に出た


いつまでもグズグズと悩んでいるなんて、私らしく無い


そう決意し、キッチンの扉を開けると


「 あれ?どうしたの? 」


お皿を拭いていたフキンを置いて、不思議そうに私を見た


勢い込んで来たものの、どう切り出したらいいか分らず佇んでいる私に


座るようにイスに促してから


ミントの入った、アイスティーを出してくれた


「 なんか、話し? もしかして、この間の事だったら 気にしなくて…


「 気になるの!なんだかもう…ずっと、 気になって どうしていいか… 分らない… 」


サンジくんは、なぜかちょっと嬉しそうに笑って


「 気になるって事は、脈はあるって事だよね… だったら、つき合ってみてよ
俺、絶対大切にするし 好きになってもらう自信あるから 」 


その自信は、どっからくるのか


おかしくて吹き出したら


「 ひでぇな〜 俺、結構頑張って言ったのに 」シュンと大袈裟に落ち込む仕草をするサンジくん


そのサラサラな髪を撫でる





 ―― 全身(すべて)で、




 
全部で私を愛してくれないと…


あなたのものには、なってあげない








end







最後は、大好きbPの『 ワンピース 』 サンジで


全ての中で一番大好きです


料理ができる(料理してる)男スキ―だし


フェミニストスキ―なので


もう正にキングですね(*^_^*)


なんだか、時間がかかってしまいすみませんでした


これにて、50000hit企画 終了になりますm(__)m

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