08/01の日記

23:22
コラボSS 〜ナルト夢〜
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 ― 仲良くさせていただいてる 雛さん作のSSです お題は、『悲しい笑顔』で出させていただきました “ナルト”は、自分のリクエストです(^^ゞ ―




ナルトは私が小学生の時に
隣に越してきた。
金髪碧眼の容姿に
最初こそ驚いたものの
人懐っこい笑顔と明るい性格に
すぐに打ち解けたっけ。

以来高校まで一緒の
いわゆる幼なじみだ。



“悲しい笑顔”



『ナルト、学校遅刻するよ!』

「やべっ急ぐってばよ!」

ナルトのことなら
なんでも知ってる。
好きな食べ物や
苦手な教科だとか、
意外と植物好きなとことか、
イタズラ好きなのに
本当に悪いことは
できないこととか、

…そして誰に恋してるか、もね。

「あっ…」

登校中その子を目にした瞬間
大人しくなるナルト。

『…ナルト、意識しすぎー!!
ウケるー!!』

「わ、笑うなってばよ//」

今まで恋愛には全く縁がなかった
アイツが初めて好きになったのは
可愛くて優しくて大人しいが
内には確かな強さをもっている、
そんな私とは正反対な女の子。

ナルトがその子だけに
向ける笑顔が今までに
見たことがなくて、叶わない、
と思ってしまったから。
だからせめて幼なじみという
関係だけは崩したくなかった。

『この私が協力して
あげてるんだから早く
告っちゃいなさいよー』

「うー…わかったってば、
俺ってば、文化祭の日に
告白するってばよ!」

『よく言った!頑張りなよ。
…ってか授業遅れる!』

ナルトの恋を応援しながら、
反対のことを願っている
自分がいるのも
わかっていたんだ。

文化祭当日。
私は準備中同じクラスの
サクラと世間話をしていた。
…もっぱらサクラの
彼氏自慢、だけどね。

「最近サスケ君と二人に
なれないのよねー。
なぜかいつも水月がいて
彼女の報告ばっかしてんのよ。」

水月って確かサスケと
同じクラスでよく一緒にいる、
てかくっついてるやつ
だったっけ?
ちょっとチャラそうな…

「まぁあんなに可愛い子と
付き合い始めたんだから
有頂天になるのも
わかるんだけど…」

『ふーん。そんなに
浮かれてるんだ。彼女って誰?』

話の流れで聞いたら
思いもよらない名前が返ってきて
一瞬動きが止まる。

「どうしたの?
あっ、誰かわかる?」

『…う、うん。そうなんだ…』

そのあと何話してたのか
覚えていない。
気づいたらナルトも来ていて、
話に加わっていて。



─────

そしてあっという間に後夜祭。
私は教室で一人ぼんやりと
校庭を眺めていた。
そこにナルトが
やってくる。…気まずい。
他愛もない会話をしたあと、
ナルトが急に話を
切り出してきた。

「協力してもらったのに
ごめんってばよ。」

なんのことかはすぐにわかる。

『彼氏、できたみたいだね…』

「告白しても意味ないってばー」

でもこれで私にも
チャンスがまわってくる…?
そんなことを考えて、でも
ナルトの表情をみて後悔した。

「オレってば平気だってばよ!」

言葉とは裏腹に苦しそうな
辛そうな顔。

…こっちが泣きたくなるような、
悲しい笑顔。

思わず私はナルトに
向かって叫んだ。

『行きな!ナルト!
気持ち伝えてきなよ!』

「でも…」

『あーも、私はアンタが
好きなの!どう?迷惑!?』

驚いた顔のナルト。そりゃ、
気づかなかっただろうね。

「いや…嬉しいってばよ…」

『私はアンタがあの子のこと
好きなのわかってて告白した。
だから次はナルトの番。
好意を向けられて嫌な人なんて
いないんだから。』

だから…

『さぁ、行って来い!』

アンタのそんな顔なんて
もうみたくないから、

だから私は笑って
アンタの背中を押すんだ。

…上手く笑えてたらいいな



─────



『行きな!ナルト!』

オレはアイツに背中を押され
告白した。

彼女は驚いた顔をしてたけど
笑顔でありがとう、と
言ってくれたってば。
振られたのはやっぱり悲しくて
ショックだったけど
その言葉は嬉しかった。

そして何よりアイツの存在に
救われた気がするってば。

「告白してきたってばよ。」

『あっ…えっと…大丈夫?』

気持ちを整理したら
お前のことを考えよう。

「平気だってば!」

オレってばバカだから自分の
気持ちもよくわかんねーけど
あの時のお前は笑顔なのに
なんだか悲しくて…

だから心からの笑顔が
見たいと思ったんだってば。

「あのさ…今すぐは無理だけど、
お前のこと考えて
みるってばよ。」

そう言ったららしくなく
顔を真っ赤にさせ、小さく
「よ、よろしく…」と呟く。
あっ、お前こんな表情も
できるんだってばね。



アンタ(お前)に悲しい
笑顔なんて似合わないから
だから、心からの笑顔を
みせてね(くれってばよ!)







あとがき→

『行きな!ナルト!』
というセリフが真っ先に浮かび
そこから話を
膨らませていきました。
途中まで書いて満足し、
でも「あれっ、ナルトと
恋愛してなくない?」
と思い直して
ナルト視点の続きを書き
HAPPYENDに(笑)
…そしてしれっと水月と
サスサク登場( ̄▽ ̄)

駄文ですみません!
考えるの楽しかったです!←

雪サン、ゆなサン、ありがとう
ございました(*´∇`*)



雛さんの年代ならではの、ナルト学パロ

凄く新鮮で、甘酸っぱくて 

年代が違うと、やっぱり こうも違うものなんだな〜

と妙に納得しました(*^_^*)

雛さん、ありがとうございましたm(__)m

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