09/22の日記

11:49
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最初は、何がキッカケだったか…


俺は、この髭面のデッカイ熊に 押し倒されながら考える


初めは…


そう、2人で行った ちょっと困難な任務が成功して


「 褒美だ、たまにやぁ贅沢しようぜ 」


なんて、帰り道に見つけた 古い温泉宿に宿泊する事になって


2人で温泉に浸かって、豪勢って感じじゃねぇが


地の物を生かした、美味い料理を食って


祝杯なんだから飲め とか訳の分らない言い分を強固に押しつけられ


しこたま酒を飲まされた


任務成功の高揚感や、解放感 そんなもんが一気に溢れだし


俺にしても、珍しくテンションが高く 酒の力もあり饒舌で 


2人でバカ話をゲラゲラ笑いながら遅くまで話していた


飲み疲れ 喋り疲れ 笑い疲れ


用意されていた布団に、寝ころんだ時


アスマが、覆い被さってきた


「 おめえよ!アスマっ 」


最初は、笑っていられたが


アスマの、髭づらなのにやけに柔らかい唇の感触が、首筋から這い上がり


耳の淵をなぞるように、チュッチュッと口づけられ


耳たぶを甘噛みされた時


ゾクリと全身が震えた


「 や、やめろよっ、アスマ… 悪ふざけが過ぎるぞっ 」


押しのけようと腕に力を入れるが


ビクともしない


力では、敵わない事は 明白で


どんどん押しきられ


まっ平らな胸を這う指が探し物を見つけたようで

嬉々として、そこを擦りあげ 指で尖端を弄ぶ


「 …っう…あぁ… 」

思わず漏れた自分の声が、甘ったるくて


自分でも驚く


ヤバイヤバイヤバイ


このままじゃ、戻れなくなる


あんたの事は、尊敬してるし


多少なりとは、好意も持っている


ただ!コレとソレでは、話が別だ!!


困り果てた俺は、最終手段とばかりに


「 …アスマっ、溜まってんなら 女とヤレよ… 待ってんだろ… 家で…」

一瞬怯んだアスマの手を退かし、起き上がろうとした瞬間


また強い力で、布団に戻される


「 …言いたいことは、それだけか… 」


責めたいのは、俺の方なのに


なぜか、アスマに説教されてるように言い放たれ


なんだか納得がいかない俺が、文句を言おうと口を開いた時


このまま流される


酒の上のアクシデント

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