11/03の日記
22:27
ハヤテ誕企画
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ハヤテ誕に寄せた、『ハヤテで裏SSを書こう』企画(←?)です
ハヤテ大好きなゆな様と2人で、“エロイ ハヤテ”を書く予定が… (^^ゞアハハッ
自分のSSは、次のページに〜
閲覧は、自己責任にて m(__)m
**椛** 〜紅、燃ゆる〜
足早に誰もいない廊下を走りぬける。
書物庫の奥にある武器庫までは細く薄暗い廊下が続いていて、雨が降った後は独特な臭いがしていた。
「やだなあ・・・もうっ!明日は朝一任務なのにっ!新しいクナイ忘れてくるなんて」
溜息をつきながら、武器庫の扉を開ける。
「えっと・・・電気、電気」
手さぐりで扉横のスイッチに手を伸ばした瞬間、強い力で手首を掴まれ扉に叩きつけられた。
「っう!く、曲者?!」
私は油断していた。
里には結界ははられて、なおかつこの建物は二重三重の警備下にあり侵入者を許すはずもなかったからだ。
「離せ!何者?」
明らかに自分より力の勝る相手。・・・どうする?切羽詰まった中で思考がからまわりする。
「・・・大きな声を出さないでください。おとなしく言うとおりにしていただければ何もしませんから」
それは、静かに響く男の声だった。かすかな雨の匂いを漂わせた上着が鼻先をかすめていった。
「電気をつけて欲しくないのです」男はゆっくりと手首を離すと天窓から月明かりが差し込む位置へと歩いていった。
「あなたは?誰?」
蒼い光の中には男が刀を携えて立っていた。
「・・・この刃は月明かりの下でしか整えられませんから・・・」そう答えるとゆっくりと腰をおろした。
・・・漆黒の瞳、青みがかった黒髪、月に透けてしまいそうな肌・・・長い指・・・
その指が刃を器用に整えていく・・・
青い光のなかで刀に向かう男の姿は幻のように見える。
・・・綺麗・・・
・・・え?
視線が反らせない。
「私は、怪しい者じゃありませんよ。それより・・・私の刀の手入れの邪魔をしないでいただけますか?」
「あ、あの・・・すみません!」
私は急いで武器庫の扉を閉めた。
・・・あれ?何?どうして?こんな焦ってんの?・・・私・・・
呼吸が速かった。
・・・どうしよう・・・
部屋に帰ってしばらくしてようやく我に返り、クナイを持ち帰れなかったことに気付く。
「明日の任務、どうしよう・・・あのクナイ手入れしておいたばかりなのに・・・かといってもう武器庫に戻れないし・・仕方ない、明日の任務って日帰りできるお手軽任務よね?だったら古いクナイがあるからいいわ」
仕方なく古いクナイを忍ベストにしまった。
・・・え?今日の任務って・・・こんなに・・・
思っていたほど簡単な任務ではない事がわかったのは実行されてから半日もたたない時だった。
スリーマンセルのうち負傷者2名・・・里への通信手段も敵に妨害されていたため、応援要請もできない。
「まってて!必ず、応援を呼ぶから!ここに隠れて!」
ふたりを、大きな木の祠に隠すと木の葉へ向けて走った。
ザザッザザッ・・・
後方に敵の気配を感じながら木々の間を走り抜ける。
ザザッ・・・
ザッ・・・
キンッ!キンッ!
数本のクナイが行く手を阻むように降ってきた。
「・・・ッ・・・」頬をかすめたクナイが前方の木に刺さる。
「フッ!生意気な小娘!里には帰さねえよ」敵は目の前に回り込んで不適に笑う。
術を使うにももうチャクラは残っていない・・・
でも、追手はどうやらひとりだけ。武器は?古いクナイだけ・・・・
一か八か。
シュッ!
敵はクナイを軽々交わすと背後に立った。
「終わりだな。小娘!」敵の持つ短刃が容赦なく振り下ろされた。
「みんな・・・ごめん・・・こんなところで・・・私は死ぬんだ・・・」
ザクッ!
大量の血しぶきが飛んで体を染めていく・・・
・・・ごめんね・・・・みんな・・・
?!
・・・私の血じゃ・・・ない?!
フワッと身体が浮いて、そして何かに包まれる。
雨の匂い・・・力強い腕・・・え?・・・
木々が動いて見える。
「危ないところでしたね・・・私のせいでこれを装備出来なかったのでしょう?」男は真新しいクナイを握っていた。
「・・・この声・・・雨の匂い・・・あなたは・・・武器庫の?」
流れていた景色が止まって青みがかった黒髪が空気を失いパサリと男の頬へと触れた。
漆黒の瞳が覗いていた。
「応援は私が呼びました。仲間もすぐに救出されますよ。そして、あなたの怪我も大丈夫ですね。」
穏やかに響く男の声と体温に急に意識が遠のいた。
あの任務から一日経って、私は木の葉病院のベッドで目をさました。
幸いに傷は浅く今日にも退院できるそうだ。
仲間2人もあの後すぐに救出されたと聞いてほっとした。
「・・・・それにしても・・・あの人にお礼しなくちゃ・・・」
病院の関係者に自分を連れてきた男が誰なのか聞いてもはっきり分からなかった。
・・・月が明るい夜には、きっと会えるはず・・・
武器庫に何度か行ってみたが、彼の姿はなかった。
お礼を・・・
そんな気持ちがいつの日か別の感情に変わってきていることに私自身が気付き始めていた頃だった。
武器庫の扉をあけるとそこには想う人の姿があった。
「・・・感心しませんね・・こんな夜遅くに・・・」
静かに声が響いてくる。
「この間はありがとうございました!!お礼をしなければと思って・・・」
私はゆっくりと彼のいるほうへ歩いていった。
「お礼なんていりませんよ・・・私は火影さまの命令どおりに動いただけですから。それより・・・また邪魔するつもりですか?」
「邪魔はしません!でも、どうしてもお礼を・・」
「困りましたね・・・では、あなたが一番大切にしているものを頂きましょうか?」
彼は冗談ぽく笑った。
「大切なものですか?・・・・」
「ほら?困ってしまうでしょう?早く家に帰りなさい」
彼の声は柔らかく優しいものだった。
今度・・・いつ・・・この人に会えるんだろう?
今、お礼をしないともしかしたらずっと会えないんじゃないだろうか?
・・・会いたかった・・・私・・・この人に!
「あのっ!どうしても、お礼を!私の大切なもの、差し上げますから!」
駆け寄り、彼の腕を掴んだ。
「私は、あなたに差し上げるような高価な品物やお金は持っていません。私にはこの私自身しかありません・・・ですから!私を・・・差し上げます!あなたの望むとおりにします!」
私は、とんでもないことを口にしていた。
・・・・
「好きでもない男にそんな事を言ってはいけませんよ。今日は私も帰ります。あなたも帰りなさい・・・」彼は静かに言い、そっと私の手をやさしく解くと、扉のほうへ歩き始めた。
「好きでもない人にそんなこと言えません!初めて会った日からあなたに惹かれていました。」
そんな私の言葉に彼は困惑していた。
「・・・困った人ですね・・・・それではこうしましょう。明日、夕刻までには任務からもどります。あなたの気持が変わらなければ私の家においでください。私の名前は月光ハヤテ」
いつかの友人たちの話をぼんやり思い出していた。
『月光家の一人息子って、人嫌いなんだって。』『でもさ、あの三日月の舞を使えるのは月光ハヤテだけなんでしょ?特別上忍だしね・・・』
・・・・この人が月光ハヤテさん
私は、去っていく彼の後姿をぼーっと見送った。
私って・・・
家につくと、改めて自分が口にしたことを激しく後悔した。
勢いとは恐ろしいもので、だけど、いくら勢いといっても言っていいことと悪いことがある。
明日は一日非番だし・・・
約束しちゃったし、あ?でも気が変わったら行かなくていいか!ん・・でもお礼はしなきゃ。自分をあげるって・・・・なんてことを・・・
でも、私は
彼に会いたい。
秋を迎えた木の葉の里はあちこちが鮮やかな紅や黄で彩られていて、夕日に照らされてなお美しく燃え上がっているかのようだった。
街の外れのもみじに彩られた小道の奥に月光邸はあった。
カサッ、カサッ
落ち葉の道は歩くたびに乾いた音がしていて、自分が確かに存在していることを改めて感じさせる。
・・・消えてもいいんだけど・・・私・・・
・・・恥ずかしい
ためらいながらも木の葉では誰もが知っている大きなお屋敷にたどりついてしまった。
重厚な造りの門は由緒ある家柄の御屋敷であることをあらわしていた。
門は開け放たれており、先には綺麗に手入れされた庭が見えた。
戸惑う私を一羽の鴉が屋根から見下ろしていた。
「カァーカァー!」
突然鳴いた鴉に驚き、門をくぐるのを躊躇していると、庭の奥からゆっくりと着物姿の男が近づいてきた。
「碧!お客様です。静かにしてください。」聞き覚えのある静かな声が鴉に優しく語りかけている。
「あお?」
「ええ。あの鴉の名前は碧。私の大切な家族ですよ」
ハヤテは愛おしそうに碧と呼ばれる鴉を指差した。
「どうぞ、お入りください。しかし・・・あなたは本当に・・・」
ハヤテはにっこり笑ったあと、少し困った表情をして言った。
広い座敷に通された後、ハヤテはお茶を持ってくるからと言い残し部屋から出て行った。コケの生えた庭に椛が点々と落ちていてまるで花畑のようでもあった。
私は、迷っていたはずだった。
確かに迷いながらここまで来た。
けれど、心のどこかでは、ハヤテとの甘美なひと時を想像していた。
私はいつの間にか甘い妄想の淵へと落ちていった。
漆黒の瞳が私を見つめそして繊細に伸びた指が触れる。
少し長めの蒼色の髪が私の頬に触れ、力強く抱きしめられる。
薄く形の良い唇が甘く囁く・・・
・・・あなたは、私の言いなりに抱かれるのですよ・・・
「お茶が入りました。頂き物ですが、おいしい和三盆があったので一著にどうぞ!」
背後から声をかけられ、ハッと我に返った。
振り向くと、ハヤテがお茶を用意してくれていた。
私って・・・おかしい・・・
この人に会ってから・・・絶対、おかしい・・・
私は動揺を隠しながら、ハヤテの淹れたお茶を口にした。
向い合って座ったハヤテもお茶を口にしながら私に視線をむけている。
「・・・ひさしぶりですね・・・こうして誰かと静かにお茶を飲むのって・・・
普段は、こんな広い家に私ひとりですから・・・上忍住宅に引っ越してもいいんですが、私が引っ越してしまうと碧がさびしがるのでね・・・」
「ひとりで?」
「ええ、父も母も例の大戦時に亡くなってしまいましたから・・・私は一人っ子ですしね」
「・・・そうでしたか」
私は、彼が過ごしてきた境遇を思い言葉に詰まってしまった。
ふたりはただお茶を口にしては暮れてゆく庭の景色を眺めていた。
「・・・あなたは、私にお礼がしたいと言いましたね?そして、あなた自身を私にと?」
ハヤテがゆっくりと話し始めた。
「・・・・」私はうつむいたまま頷いた。
「こうして、お茶を一緒にのんで下さっただけで十分ですよ。心静かなひと時をありがとうございます」
ハヤテは穏やかな笑顔で言った。
「でも・・・私、それでは・・・私の命を助けて頂いたあなたに・・・私を差し上げたいんです!」
「あなたはご自身をもっと大切になさったらいい・・また、たまにお付き合いください。それで私は幸せですよ」ハヤテは器を置きながら私に言い諭すように言った。
「私はあなたに抱かれるのにふさわしくない女なのでしょうか?私は・・・あなたに恋をしました。そしてこの気持ちは自分でも止めたくても止まらないんです!!!」
いままで、こんな感情を口にすることなどなかった。
心は走りだしていた。
「あなたは私の心を揺さぶる・・・悪い女ですね・・・私は恋など・・・死と隣り合わせの生活にあなたを巻き込めない!」
「ハヤテさんに出会うまで恋がどんなかわからなかった。でも、今はどんな感情を恋というのかわかる気がするんです!」
雨の匂い・・・彼の匂い・・・
時間が止まってしまったように嗅覚だけしか機能しない・・・
自分のからだにもう一つの熱が重なる。
包まれる感覚に湧き上がる甘美な感覚。
妄想ではなく現実に、手を伸ばしたら広い背中があって・・・
ハヤテの唇が動く。
「困りましたね・・・。青葉が紅く色づくように、あなたの焔は私の心を真っ赤に燃やしつくしてしまいそうです」
唇から伝わる熱は深く力強く・・
重ねているだけでは物足りない・・・もっと彼を感じたい。
深くなる口付けに何度も気が遠くなる。
「・・・んんっ・・ハヤテさん・・・あなたが・・・」
「あなたは・・ん・・・いけない人です・・・あなたを愛おしいと思い、そしてあなたを私のものにしてしまっていいのですね?私のものに・・・」唇を重ねたままとぎれとぎれに言葉をつぐむ。
ちゅっ・・ちゅ・・・
優しいけれど力強く落とされる口付けは耳元へ・・・
「もう・・・止められませんよ・・・・」
耳たぶを甘噛みされると、呼吸が速くなって声が漏れる
「・・・んん・・・んあ・・」
「・・・はっ・・・ん・・・」
唇は耳から首筋、鎖骨へと移っていく。
口づけられた肌にはらりはらりと椛がちりばめられる・・・
ハヤテの指が胸元へと滑り、二つの膨らみをあらわにしていく。
「・・・あ・・・んっ」
かたくなった突起をつままれ、身体がのけぞる。
唇で吸われ、舌でころころと転がされると、下腹部が熱くなってくる。
「あなたの・・胸は柔らかい・・・ちゅっ・・ん・・・そして・・・熱い・・」
漆黒の瞳が熱っぽく覗きこむ。
「・・・んっ・・はぁ・・・ハヤテ・・・さぁ・・・ん」
しなやかな指は下着へと入り、蕾をくりくりと弄ぶ。
「・・・あっ・・・だめっ・・・あ」
大きく声が出てしまい、思わず口をふさいだ。
「・・・誰も・・・いませんから・・・はぁ・・・そのまま・・・声を聞かせて・・」
ハヤテの声に身体はどんどん熱く火照っていく。
頭がぼーっとして時折電気が走るみたいにビクッとする。
指は花弁をなぞり何度も蕾と花弁を行き来している。
やがて花弁は密で満たされぴちゃぴちゃと音をたて、指はツプリと深い溝に招かれていく。
ゆっくりと、出入りする指が膣壁をこすると、快楽の波が幾度もおしよせて、雫が腿の方までぽたぽたと滴りおちてきた。
「・・・ああっ・・・はぁっ・・・」
・・・気が遠くなりそう・・・
私は夢中でハヤテの首に手をまわした。
密着した彼の下半身からは熱く硬くなったものを感じ、これから味わう悦楽に心が震えた。
ハヤテは深く口付けをすると、深い溝から指を引き抜いた。
そして、自分の着物の合わせ手を差し込むとするりと脱ぎ去った。
彼の身体は細いだけじゃなくて、鍛えられた綺麗な筋肉で整っていた。
触れたい・・・。ああ・・・その身体で・・・快楽の淵でおぼれてしまいたい・・・。
再び、力強い腕に抱きしめられ下着を完全に取り去られると、彼の硬いものが花弁にあてがわれた。
「あなたの中に・・・入りたい・・熱い中に・・・」
ハヤテは勢いよく突いた。
「・・・ぁああ・・・んんっ・・・はぁ・・・」
大きく声が漏れてしまう。
「んん・・・もっと聞かせてください・・・あなたの声を・・・」
ハヤテの熱く硬いものが出入りを繰り返すと身体の奥で味わったことのない快楽がむくむくとわき立つのを感じ、花弁からは大量の密があふれ出してきた。
「・・・・はぁ・・・っ・・・もう・・・」
ハヤテの表情は余裕なく揺れた。
膣は何度も収縮を繰り返し、ハヤテのものを締め付けた。
「・・・ああ・・ん・」
「・・・っつ・・ん・・はぁ」
ハヤテは白濁を膣いっぱいに注ぎ込んだ。そして、私の身体の奥に大輪の花が開いた。
ふたりはしばらくそのまま抱き合っていた。
熱い出来事の余韻に酔いしれながら・・・・
「ふうっ・・・あなたは、本当に悪い女です。止められなかったじゃないですか・・・」
「ごめんなさい・・・でも・・・こんなふうに・・・なりたくて」
「あなたが、そう言うならいいです。いいという事にしましょう・・・」
ハヤテは優しく口づけると、すっかり日が沈み夜になった庭に目をやった。
「ごらんなさい。月明かりに照らされた椛も美しいですよ・・・・あなたのようにね・・・」
完
あとがき
初エロです。
職人っぽい堅いイメージのハヤテさんですが、かわいい女の子の猛烈アタックにはタジタジだったご様子(笑)
我慢したけど止められなかった・・・
実は、別タイトルで書き出したもののあんまりにも変態チックになっちゃうから季節にちなんだタイトルにしました。
駄文ではありますが・・・今後精進いたします。
すみませーん
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01:04
ハヤテ誕企画 A
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10. 壊れても、いいから。
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「 懲りないですねぇ… 」
不機嫌を露わにした溜息
部屋の扉を立ち塞ぐ私を、乱暴に押し退け
「 邪魔です 」
冷たく言い放つ
「 ハヤテが、人前では困ると言ったので 」
小声で呟いた私の事など気にする様子もなく
部屋のカギを開けながら
「 …で、わたしの部屋の前で待ち伏せですか 」
ギロリと私を睨む
返す言葉も無い
それでも、引くつもりはなかった
「 お願いです! 」
ハヤテにつめ寄る
「 意味が分りません… わたしにその気はありませんので、帰って下さい 」
私の方に目もくれず、部屋に入ろうとするハヤテにしがみついた
「 もう、時間がないからっ 」
ハヤテの目つきが変わる
冷淡で冷酷なその瞳は、まるで 刀を構え敵と対峙している時そのもので
「 わたしに、あなたのその酷い妄想話を 信じろと言うのですか 」
怒りで声が震えているのが分る
「 ごめんなさい… 事実を話してしまった事、それはとても… 」
続く“後悔している”との謝罪の言葉は突如遮られ
玄関先の壁に、首元を押し付けられた
喉を締めつける、ハヤテの長い指に力がこもり
ヒュッと、イヤな音が鳴った
薄れる意識の中
「 分りました… あなたの望む通りにしましょう 」
いつもより一段と低いハヤテの声が、酸欠な脳内に響く
咳き込む私の腕を、急に強い力でわし掴むと
引きずるように、真っ直ぐ寝室へ向かう
そのまま、ベットへ荷物でも放り投げるように投げつけられ
今更ながら、怖くなった
「 優しくしてもらえるとでも思ってたんですか… 」
私のそんな心情を見越したように薄く笑い
ベットを軋ませながら、上から覆い被さるその姿は
線が細い、病弱なハヤテのイメージとはかけ離れていて
上から全体重をかけられ、息苦しさと共に感じる 筋肉質な身体
私の手首をシーツに縫い付ける大きな手
今まで、感じた事の無いその姿に驚く
私が知っているハヤテは、いつも猫背で咳き込んでいる姿が主で
他の特上の方達に比べると、あまりパッとしないが
それでも、私は その真面目な仕事ぶりや誠実な対応などに惹かれていた
「 …お、お願いします 」
声が震える
背筋から駆け上がる、冷たいものに ゾクリと震えた
「 今取り消すなら、あなたのその“四方山話”忘れてあげなくもないですよ 」
表情は、笑っているのに 目はちっとも笑っていなく
それどころか、強い勢いで 脅されているような感覚だ
“ 取り消せ ”と…
怯む訳には、いかない
きっと、これを逃したら チャンスなんてもう無い
「 私を… 恨んでもらって、構いませんから… 」
ハヤテの眉間に、深い皺が寄る
「 どうなっても、知りませんよ 」
そこからは、手酷く上着のボタンを引き千切り
無遠慮に素肌に触れてくる
数度脇腹を撫で上げ、露わになった胸を揉みしだき
その双丘の、まだ立ち上がっていない突起を 乱暴に引っ張りながら
「 取り消しなさい じゃないと、もっと酷い目に合いますよ 」
私に、自分の望む答えを口にさせようとする
それでも、首を横に振り ハヤテに縋りついた
「 そうですか… わたしは、明日 死ぬんですか… 」
自分に言い聞かせるように呟くと
「 信じませんから 」
また、キツク睨まれた
胸を弄んでいた手が、下肢まで下がる
下着に手が、乱暴に侵入し
その割れ目を、撫で上げられたかと思うと
すぐさま指は、強引に花弁を割り開き
見つけ出した、秘豆をグリグリと弄りだす
急速な強い刺激に、腰が跳ね上がる私を見て
「 淫らんですね… 他の方にも、こんなコトしてるんですか 」
軽蔑の眼差しで一瞥された後
ハヤテのものが、入口に押し付けられたかと思うと
一気に奥まで貫かれ、背が仰け反る
「 嘘だと… 全部、全部嘘だと言いなさい 」
私は、ハヤテの瞳を両手で塞ぐ
「 壊れても… いいから… だから… お願い 」
私の手を濡らすその雫は、手の平から溢れポタポタと零れ落ちた
まだ、慣らされていなかったその部分が ハヤテが動く度に摩擦で痛む
それでも、ギシギシと ベットを揺らし
激しく揺さぶられることしか出来ない自分が、酷く滑稽に思えた
「 こんな酷い話し… 笑い話にもならないですね 」
独り言のような呟きに、口元が少し微笑んだ後
ハヤテは、目を隠していた私の手をゆっくりと退け
「 いいでしょう… あなたの任務を完了しましょう 」
現れた、濡れた瞳のまま 歯を喰いしばり
思いを叩きつけるように、更に奥をガンガンと突かれ
思わず、傍に置かれていたハヤテの手を握り締める
すると、その指は絡み
「 三日月の舞を… 月光の名を… 良い子を… 頼みましたよ 」
10. 壊れても、いいから。
あなたの想いを、私に 残して…
end
もっとエロくしようとしたのですが
ハヤテが、変態ちっくになってしまうので 止めました(^^ゞ
お題は、エロな10のお題 よりいただきましたm(__)m
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