book>双子星

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呉「会長ー仕事サボらないでくださー・・・・あれ?」


仕事する机が書類で見えないほどにたまっていたのを見て涅人がいるという場所へとやって来た呉羽



どうも緊張していた空気を読めなかったらしい


涅「あー・・・」

呉「・・・うん。なんかゴメン」

涅「いや、僕は良いんだけどね。此処にいるのばれちゃったよ?」


シュンとして謝る呉羽に指で下を指しながら苦笑いする涅人
どうやら呉羽の位置から見えない下の階に誰かいるらしい
のぞいてみた


呉「あ」

裏「あ」


裏葉がいた
そして思わず逃げた


裏「おい!?「君は用事が済んでないだろ?駄目だよ」」


ダッシュで逃げた呉羽を追おうとした裏葉だが、にっこりと笑いながらもどこか黒い涅人に止められた
有無を言わさぬ涅人の“言葉”に心は呉羽を追いたくとも体が、言うことを聞いてくれはしなかった
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