ドキサバ・企画

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朝、いつもと違う場所での目覚めで少し不機嫌な様子の壱華
隣のベットで眠っている智尋はまだ早い時間だし起こさないでするりと出て行った
初日は疲れもあるだろうからと起床時間は7時ということになった昨日
それに対して今は5時半
今起きている人はそう多くはないだろう


「助かって目的地に着いたは良いけどなあ、全員無事に目的地にたどり着けるとか」

「どれだけ運がいいのか、ご都合主義なのか?」

「ってうわ!?起きてたの、精市!」


憩いの広場で座り込んで段々と明るくなる空を見上げながらぼんやり呟いたらまさかのご登場
まだ眠気の覚めてなかったけどばっちり目覚めましたとも


「今日はご機嫌斜めじゃないんだね?」

「精市のいきなりの登場で意識がはっきりしたから。前の様にはなりません!!」

「ザンネンだな、また壱華をからかえると思ったのに」


そう、いつだったかのレギュラーのみ参加の合宿時
レギュラーの朝食を作るために起床時間の一時間前に起きた私ははっきりと目が覚めていない状態で台所に向かっていた
そこにお腹を空かせて起きていたブン太がいて、何か作ってくれと言われたのだけれど
そこでブン太に

『てめぇで勝手に作りやがれこのボケが・・・・』

と言ったらしい
朝に弱いわけじゃないはずなんだけど、はっきり起きてないと口が悪くなるみたいで・・・
普段との口調の違いに気が抜けたブン太を発見し、事の顛末を知って爆笑したのがこの幸村様です


「でもその場に出くわしたかったなぁ・・・残念なことをしたよ」

「そればっか言ってるよね、精市。そんなにみたいんなら四六時中一緒に居るしかないと思うよ」


何の気なしに言った言葉
けれど言う前に気づけばよかった。精市にこの手の冗談は通じない


「そうか!その手があったね」

「へ?」

「壱華、今日から君のロッジは俺のとこね」



(・・・赤也は?)(海側の真田のところにでも行かせる)(赤也どんまい)

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