聖銀の魔法使い

□第1話
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レイがさくら達の前に現れてから

早くも5日経ち…


桃矢と雪兎と同じ高校に通うことになった


『…』


今現在は授業が終わり…
レイはこの世界のことをより理解するため机で本をよんでいた


……とそこへ…


「レイ、帰るぞ」


「僕は売店にいくけど、レイはどうする?」


『…おれも行く。
桃矢はどうする…?』


「おれは外で待ってるから行ってこい」


『…あぁ』


桃矢は表情を緩ませ先に歩いて行った


「じゃ行こうか!」


『…あぁ』


初めは慣れなくてどうなることかと思ったレイだが…

元々、冷静な性格なのですぐに馴染むことが出来たようだ…


雪兎とレイは並んで売店まで歩いていく






その頃…




―さくらside―


珍しい季節に転校生が来たんだ。
香港からの転校生で……
名前は李 小狼くん

私の席の後ろになったんだけど…
どういうわけか授業中ずーと見られてる


「(ど―して―私この子と今日はじめて会ったのに なんでなんで―)」


やっと授業が終わったと思ったら…


「ちょっと」


「!!」


肩をぽんっと叩かれ呼び出された…


―さくらside終了―











『…雪兎。
まだそんなにいるのか…?』


「うん!お腹すくんだよ
レイも何か食べる?」


売店から出てきた雪兎とレイは仲良く話をしながら桃矢がいる方に歩く

『…いや、おれはいい。』


「そう…?
あ、桃矢だ!
よし!走るよレイっ!」


『…』

何故、走る必要があるのか疑問に思う彼だったが
走り出す雪兎のあとをレイはゆっくりと歩みを進めた。


「ぶたまんあったよ――――っ
あのね ぶたまんあったよ
あとピザまんとカレーまんと……

レイと探したらあったんだ!!」


『…桃矢…何をしている。』


戦う気満々な桃矢と少年…
その後ろには座り込むさくらと黒髪の少女…


「…みんなも食べる?」


『…』


「「「……」」」

険悪なムードをぶち壊す雪兎






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