聖銀の魔法使い

□第2話
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襲いかかる雷をさくらとケルベロスは軽々と避ける


―そして姿を表したサンダーに向かって杖を向けるさくら…



「さくら!今や!」


「なんじのあるべき姿に戻れ!!

クロウカード!!」


サンダーをなん楽封印することの出来たさくらはキリッとした表情をする




「素晴らしいですわ―――」


「ほんまにかっこええなぁ――わいって」


サンダーを封印したさくらの姿が映るテレビを前に知世は拍手をし、ケルベロスは自画自賛をする


「はずかしいよぅ―――」


「このスカートのひらっと加減が絶妙ですわ!」


「そ…そう?」


「さくらちゃん本当に可愛いですわ――」





お泊まりに来た知世の言葉にさくらは顔を真っ赤に染める


…と、そんな所に…


コンコン…


『…さくら、知世
まだ起きているのか…?
寝不足は身体に悪い…。』


レイがさくらの部屋のドアをノックし、話す


「あっ!はぁい!」


「はい わかりましたわ!レイさん!」


「兄ちゃん!
わいも忘れんといてぇな」

ガチャ……


レイは扉を開ける


『…お前も起きていたのか…ケルベロス

…何か見ていたのか?』


「サンダー封印したときのビデオを見てたんや!
どうや兄ちゃん!わい、かっこえぇやろ?」


『…ノーコメント』

「んな!!なんやそれ!!?」


『…お前を一々褒めてたらキリがないだろう
とにかく、もう夜遅いからさっさと寝ろ』


「はぁい!」


「お休みなさい レイさん」


『…あぁ お休み』


レイはさくらと知世、ケルベロスにそう言って扉を閉めた


「はにゃ〜ん
やっぱりレイさん綺麗だよぉ」


「本当ですわね
思わず見惚れてしまいますわ」


「おまけに魔力も霊力もごっつ綺麗やしな

(……容姿もやけど、どことなく魔力があいつに似てると思うんは…わいの思い違いやろうか……)」



レイが出ていった後でこんな会話があったことは本人が知るよしもなかった………




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