月夜の旅人

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ここはとある海の上…


そこに2人の少年が小舟に乗って
次の島を目指していた





「魔獣ね―っ」


「そうですよ、ルフィさん
ロロノア・ゾロは海賊狩りのゾロという異名をもつ恐ろしいやつです」


一人は、そう短い黒髪に麦わら帽子をかぶった少年…

モンキー・D・ルフィ


そして、もう一人は小柄でメガネをかけた、いかにも気の弱そうな少年…コビー



「血に飢えた野犬のように
賞金首をかぎまわり海をさすらう男だと

人の姿をかりた魔獣だと人はいいます」


「ふ―ん」


「だがら仲間にしようだなんてバカな考えはすてた方が…」


コビーは焦りながらルフィにそう言う


「でも別におれは仲間にって決めたわけじゃなくて

もし良い奴だったら…」


「悪い奴だから捕まってるんですよ!!」


コビーが大きな声でルフィにつっこむ



そんなことを話ていたら…

あっという間に目的の島についたようだ






「ついた!!海軍基地の町!!」


「はい!!ついに!!」


ルフィとコビーの前には立派な海軍基地があった


「お前すごいなコビー」


「え?」


「ちゃんと目的地についたよ!」


「あたり前ですよ!海に出る者の最低限の能力です!


ルフィさんだって毎度漂流してちゃ、海賊になんてなれませんよ。

せめて航海士を仲間にするとか」


「大丈夫だ!レイを見つけたら、そんなことなくなる!


そんなことよりメシ食おう!!」


「?(レイさんって誰だろ?)」





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