月夜の旅人

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―屋敷―


「遅い…


あの野郎ども
おれの予定を狂わせた奴がどうなるか百も承知のハズだぞ

モタモタしやがって!!
そんなことも忘れちまったってんなら


皆殺しだ…!!!」

執事、クラハドール、C・クロは海岸へと歩き出す














―北の海岸―


「お、お前らこんなに強かったのか!!」


「うん」


「あんた達おっそいのよ!
来んのが!!」


「てめえがおれを落とし入れたんだろうがよ!!
レイが助けてくれたから良かったものの…!」

「あれは事故よ仕方ないでしょ
二人とも落ちるより一人でも助かった方がいいじゃない」


「じゃあお前が落ちろ!!」


「だいたいな―!!北とか北じゃないとかそうゆうのでわかるわけないだろ!!」


「何ぃ!?
お前自信持ってまっ先に走り出したろ」


「あれは何となくだよ
何となくっ!!」



『…そこまでにしろ』


レイは冷めた口調で話す






「おい野郎ども

氷華はともかく、
まさかあんなガキ二人相手にくたばっちゃいねぇだろうな」


「「お…おう…!!」」






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