main2

□愛が止まらない
3ページ/11ページ





「良太郎〜!!」

「あ、モモタロス」

先輩はいつも良太郎にばかりに懐く。

ま、当たり前か…。

だって先輩は良太郎の事が好きだからね…。

最初に見た時から思ったんだ、先輩は良太郎の事が好き何だって…。

だって先輩は、良太郎に何かを断られる度に、とても切ない表情をするから……。

「…僕じゃ…、良太郎の変わりにはなれないのかな?」

「えっ?カメちゃん、今何か言った〜?」

いけない…。僕とした事が、つい声に出してた…。

「ううん、何でもないよリュウタ。さてと、僕先にお風呂頂くよ?」

「あっ、待ってウラタロス!」

「何?花さん?」

「どうせ入るんだったらこのバカモモも一緒に入れてやって!」

「はぁっ!?」

ドキ…。

何…期待してるの、僕は…。

先輩は、僕と一緒に入る訳ないよ……。

「何言ってんだ!この、ハナクソ女!!」

「あんた、昨日も入ってないでしょ!!いいから入りなさい!!」

「俺は嫌だぜ!だいたい、カメと一緒に入ったら体が磯臭くなるじゃねぇか!」

ほらね…。

先輩は絶対に僕とは入らないよ…。

絶対……。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ