三三六拍子

□12
1ページ/3ページ



こんにちは。

昴先輩がバイトを始めて四日が立ちました。
そして、兄貴の昼食が中華になって四日が立ちました。
毬生先輩と俺以外のみなさんは和食を食べに行ってます。


鈴「なぁ、昴。もっとバイトしてくれよ」


昴「は?今日で終わりに決まってんだろ。それでなくとも、おまえらの飯代のために一日多く働いてんだからな」


毬「まぁまぁ、鈴五間のためにもあと一週間ぐらい」


昴「てめぇがそれ言える立場か」


毬「なんか、昴この頃冷たい…」

『昴の冷たさがいつの間にか30アップしていた』



チリン



昴「いらっしゃいませ」


客「店長!店長ー!」


ドアから入ってきたのは夕食をよく食べにくると言っていた男の人でした。(この前、友達になったんです!)
今はまだ昼食時なのに珍しいと俺は思いました。


店「はいはーい。どうしたの?」


客「なんかこの街に魔王を倒しに来たっていう勇者さん達が来たんだってさ」








鈴「……俺達のことか?」


昴「俺達がそんな有名なわけないだろ」



バンッ



兄貴達が話しているとドアが荒々しく開きました。


豆「………」
天「………」
龍「………」


中へ入ってきたのは先輩達でした。皆さんなんだかシリアスな雰囲気をだしています。


鈴「おまえら!店長さんの店が壊れたらどうするんだ!ドアはゆっくり開けr ダンッ



小豆先輩が俺達の使っているテーブルをおもいっきり叩きました。

手を振っています。
痛かったんでしょうか?
小豆先輩、後でお薬塗りましょうね、と俺は心の中で言いました。



ダンッ


豆「殴り込みじゃーーー!!!


昴鈴「は?」



ダンッ


豆「殴り込みじゃーーー!!!


鈴「叩きすぎじゃーーー!!!おまえはなんだ!?店長の店を壊しに来たのか!!」



豆「だから、殴り込みじゃーーー!!!



ダンッ



鈴「店長の店を!!


昴「どこに!だれを!どうして!殴り込みに行くの!?」


天「勇者様歓迎会に、勇者を、ムカつくから、殴り込みに行くんだよ」


ど、どうしたんでしょうか。


毬「なにがあったんだよ?」


豆「それはオレ達定食屋から出て来たときのことだ」





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ