NOVEL4

□にゃんだのいちにち
1ページ/4ページ

ある黒の教団に小さな猫がおりました


「ふぁっ」


猫は起きるとまず大好きな恋人にキスをします

「おはよ」

「…おはよ…ございます」

恋人も優しくキスを返してくれます

でも

「ん…んむっふぁっあれん!//」

「ごめんなさい、にゃんだがあんまり可愛い起こし方してくれるから」


猫は時々そのまま恋人に食べられたりします

今日はよかったみたい



その後二人で朝食をとります


猫は大好きなお蕎麦

恋人は何かよくわからないけど、とりあえず沢山食べました


そこに不機嫌な青年と、愉快な青年がやってきました


「ユウ、らび、おはよ」

「おはようにゃんだ」

「ふん」


不機嫌な青年は猫の元になる遺伝子をもっているので、二人はそっくりでした


青年も蕎麦を食べました


「じゃあそろそろいきましょうか」


恋人がいうので猫は食堂を出ました





「ちょっと鍛錬してきますんで待っててもらえますか」

「うん」


暖かい日差しの中、恋人は庭で戦うために訓練をします

猫は高い木に登って恋人を見ています



ドォン!


ガスッ


ドカァアン



恋人のイノセンスは激しく木を抉ります



ひょいっ



「あれん!」

「はあっはあっなんですかにゃんだ」


猫は怒っています


「いっぱいき、こわしちゃだめ!にわがこわれる!いのせんすつかわないでたんれんしろよ」

「あ……そ、そうですね。すいません」

「ふんっ」


恋人はイノセンスは使わずに鍛錬を始めました



ぽかぽか陽気に猫はなんだか眠くなってきました

「ふにゅう…ふみ…」


恋人は一生懸命鍛練しています


どんっ


「にゃっ!?」


ゆさゆさ木が揺れて猫は下へ


ぽすっ


「はぁ、危なかった。すいません当たっちゃいました」

恋人の汗ばんだ胸の中、なんだか自分だけ眠くなってしまって恥ずかしい猫


その様子を微笑ましく見る恋人


「にゃんだ、そろそろ終わりますから先に部屋で準備しててもらえますか?」

「うにゃ、わかった」

.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ