NOVEL4

□コーラに挑戦
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「あっ?…神田」


休憩にソファに座ろうとしたリーバーはコーラを片手に止まる


そこにはすやすやと眠る神田



「ん…んん」


「なんでこんなとこに…」

「ん……」



相変わらず子供のくせに美人だな、とか

睫毛長ぇとか

将来有望だよな、とか


いろいろイケナイことを考えてしまう




「はっ!やべ、徹夜明けで頭回ってねぇわ」



ぱち



「ふ…あ、りーばー」

「ようっおはようお姫さま」


神田は寝呆けていてよくわかってない


「んんっらびは?」

「いねぇよ、つかこんなとこに来ないと思うけど」

「あ…………そっか」



ラビは今ブックマンと出かけている

すっかり忘れていた


「リナリーと遊んできたらどうだ?」

「……リナリーはコムイの手伝いしてる」

「あ、そうだったな」



どうするかな…



「リーバー、それうまいか?」


それ、と指さすのはコーラ


「ん?うまいよ。飲んでみるか?」

「うん」


リーバーからコーラを受け取り一口飲む



「っっ〜〜……!!?」


びくんっとコーラを突き返す



「ふぇっ舌がぴりぴりする…辛い」

「はは、辛いわけじゃねぇよ。これは炭酸っていうんだ、まあまだ神田には早いか」


その言葉にむっとする


「飲む!貸せよ」




瞳を潤ませ


苦しいのを我慢してこくこくと飲んでいく




「おっおいそんないっぺんに飲むな」

「んくっけふ…げふっふぅぅ//」


よほど苦しかったのだろう瞳は涙が浮かんでいる


「へいき…だ//」






ガチャ





「ただいまさぁ!ユウ!早く終わった…ん…さ」





目の前には涙目の神田


「リーバー…ユウに何したさ」

「何ってコーラを」

「俺のユウをいじめたら承知しないさ!」



いやいやいや!イノセンス光ってるって!?



「ユウを泣かすな!」






「ぎゃぁぁぁっ!」








後日完全に誤解とわかりラビはブックマンにこっぴどく叱られるのだった





【END】

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