NOVEL4
□にゃんだとさんしょくだんご
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「ああ?三色団子?」
「もらった」
目の前にありえない量の赤白緑の串団子
見てるのも気持ち悪ぃ
にゃんだはおいしそうにもぐもぐと頬張っている
「お前それ全部食う気か?」
「ちがうっちゃんとユウとらびとあれんの分もある」
大半がアレンの分だと悟る神田
もくもく…
「なあユウ」
「なんだよ」
頬張り続けながらにゃんだはふと声かける
「さんしょくだんごって…なんかユウとらびとあれんににてるな」
「はぁ?」
にゃんだは新しい団子を取って見せる
「あかがらびで、しろがあれんでみどりがユウ」
「俺はよもぎか、おい」
「おちゃみたいだから」
無邪気に喜ぶにゃんだに怒る気もしない
「あ、いたいたお待たせしました」
「あれん」
「探しちゃったさ」
「ラビ…」
にゃんだはアレンとラビにもさっきの話をする
「僕白ですか…」
「いや?」
「…いいえ」
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