NOVEL4
□にゃんだとのあ
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きょうはユウとふたりでおかいもの
こむいにいわれてぼうしもしっかりかぶったし
ばっちり
「神田君のもあるのに〜」
「誰が被るか!」
ユウはおれといろちがいのぼうしをおもいっきりなげた
「でもこうして見ると双子みたいだね」
「遺伝子が一緒なんだから似るのは当たり前だろ」
「まあね、気を付けていってらっしゃい」
ひと…ひと…ひと
こんなにたくさんひとがいるのははじめてみた
おおきなまちなんだな
「おい勝手にうろちょろすんなよ」
「あ、うん」
ここでふくやたおる、さらしもかって
おれはあれんにおかしかった
「あとは…あ…」
「どうしたの?ユウ」
ユウがみつけたのは、いつもユウがつけてるぶれすれっととおんなじいしのぴあす
「…かってったら?」
「なんでだよ」
「らびにぷれぜんと」
「はぁ?//」
「いっつもおみやげもらってるし」
「ぅ……」
じろっとみるとユウはあかくなってめをそむける
おれがいるとかいにくいかな
「ユウ、おれとなりのやたいでおかしかってたべるからここでまってて」
「は?おいっ待……」
これでだいじょうぶ
ユウのことだからきにいったらかうだろうし
「いらっしゃい」
「これください」
「あいよ」
こつぶのちょこをつつんでもらって、ユウのぶんもかってあげた
「おばちゃん、俺にもこれ頂戴」
「あいよ」
ぞくっ……
「っ!!?」
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