NOVEL1

□記念日
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「いいんです」

「ふにゅ…」



Happy birthday to you

Happy birthday to you

Happy birthday dear Allen

Happy birthday to you


「にゃんだ…」

「ん?」

「キスして」

「え…え、でも//」


誕生日だから




にゃんだは真っ赤になりながらアレンの唇に唇を押しあてる


「ん…ふっぁ」


「ごちそうさま」


「ふにゅう//」


「君に出会えてよかった」


「おれも、あれんにあえてうれしい」


「愛してる」

「うん、あいしてる//」



「あれん」


「はい」


「たんじょうびおめでと」

「ありがとう」


クスっと笑いもらったばかりのプレゼントを身につける


「にゅっう//」


それを見て恥ずかしがるにゃんだ


「あったかいです」

「でも…やっぱりへんだ//」

「にゃんだががんばって作ってくれたんだから変じゃないですよ」

「うにゅぅ//」



誕生日と知って一週間前からずっと編んでたマフラー


どのくらい編めばいいか分からず気が付けばとんでもない長さになっていた

それでも喜んで受け取ってくれなんだか恥ずかしくなる


「ほら、長いからにゃんだも一緒に巻けますよ」

「うん//」


ふわふわの毛糸に包まり二人の顔は近づく


愛しさ溢れ


笑みが零れる




「来年も祝ってくれますか?」


「うん」






Happy birthday



最高の記念日を



【END】
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