NOVEL2

□お姫様デー
2ページ/3ページ


派手なクラッカーとともに拍手が沸き起こる


「おめでとうございます!」
「おめでとうございます神田様!」


やたら祝福され、居心地が悪い



とんでもなくでかいケーキにむせかえるほどの花々

積み上げられたプレゼント

歌、踊り、余興


楽しいんだろうか


周りは終始笑顔で楽しんでいる



まあいいか

こいつらが楽しんでるなら


俺は考えるのを放棄した




「では神田様、今何が一番ほしいですか?」

「は?」

「え…ですから、ほしいものは?」

「ああ」


ほしいものか


ほしいもの


いつもの日常?




あっ



「ラビ」


「ら、ラビがほしいんですか!?」

「は?いや違う!//」

「ではラビを」

「ちょっと待て!第一ものじゃねぇだろ!」


ボンッ


ラビが現れた



「ユーウー!」


しかも、全裸で


「なななっ///」

「ユウ!俺がほしいなんてうれしいさ!いっぱいあげるさ!もう中から外から俺でいっぱいにしたげる!」

「中ってなんだよ//つーか服は!?」

「服って…ユウも着てないじゃん」

「は!?げっ!」

「では遠慮なく…」



ぎゃぁぁぁあああああっ!!?







「ユウ!?ユウ」

「はっは…はっあれ?」

「大丈夫?」

「あっあ…ぁ」


目の前にはやっぱり全裸のラビ

そして俺も


「こんの、変態がぁ!」


ごすっ


「ぐはっな…なんで」


息荒く着替えて部屋を出る神田

意味もわからずラビは意識を手放した




【END?】
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ