NOVEL2
□うさぎに愛される時
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「にゃんだといいユウといいなんであんなぬいぐるみと意志疎通できてるんさ」
「てめえにそんな力いらないだろ?」
「なんでさ」
「あんなぬいぐるみ構ってないで俺だけ見てればいい」
「ユ…///」
ちゅっ
「ハッピーバースデー、ラビ」
かぁっ
「…こんなの、反則さ///」
「言い忘れてたから」
「ユウ」
ぎゅっ
「俺は幸せ者さっユウ、一生傍にいてほしいさ!愛してる!」
「……馬鹿///」
「馬鹿でもいいさ、愛して……げふっ」
見事クリーンヒットした白い足
「びびぃ!うさっうさ!」
怒りまくりのぬいぐるみ
後ろには朝食の乗ったカートがあった
「いってぇさ!何しやがるくそうさぎ!」
「びぃっ!」
燃え上がる二匹のうさぎ
俺はテーブルに座って朝食に手を伸ばした
「はあ、馬鹿」
幸せとはこういうものなのだろうか
【END】