NOVEL4
□にゃんだとこいびと
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「つうわけでアレンが変なんさ」
「あんなモヤシのことなんて知るか」
まあね、ユウは特にそうだろうね
「でも本当変なんさ、食べるのもうわの空だし、溜め息はつきまくりだし、まるで………」
まるで…………
恋煩いのような
「原因わかった…」
「は?もう?」
あまりの解決の早さに神田も呆れる
「うん、今のアレンって俺そっくりさ」
「お前に?」
どこが、と突っ込む
「好きなのになかなか言えないとこっ」
にこっと返してやると、思い出したのか真っ赤になる神田
「ば……っかじゃねぇの//あいつがそんな小心者かよ、モヤシだが俺に突っ掛かるくらいだぜ?」
「喧嘩と恋は違うの。度胸いるんよ」
特に本当に好きな相手に気持ちを伝えるのは…
「あいつはどうだろうなぁ」
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