NOVEL4
□にゃんだとおはなみ
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がさがさとお団子とお菓子をにゃんだ分だけ取り分ける
「うにゅ…みみ、くるしい」
「ああ」
ちらっと神田を見るアレン
「………出せばいいだろ、んなとこ誰も来ねぇ」
「クス…」
優しい神田にラビも自然に柔らかく笑った
すぽっ
ぴょこんっ
「ふあっらくになった」
「よかった」
ぴくぴくっと春の風に反応する耳
心地よさそうに風を感じうっとりするにゃんだ
「ふにゅ…きもちい」
「本当ですねぇ」
「寝るさっ!」
「は?」
ごろんっ倒れるラビ
三人とも驚いて見る
ラビは嬉しそうに笑った
「こんな気持ちいい時はのんびりごろごろするさ」
「クス、そうですね」
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