NOVEL4
□にゃんだとおはなみ
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「ぴんくのはなぁ」
「ああ、桜か…」
「さくら?」
「ユウの国の花さ、四季があるとこは春になると桜が咲くんさ」
今日は久々に外出
にゃんだもいつまでも教団内に閉じ込めるのは可哀相、ということで一緒だ
「でもにゃんだ帽子似合いませんね〜」
「むうっりなりーがかわいってくれたんだ!」
へえ………
三人は行けない腹いせをするリナリーを浮かべた
「僕が買ってあげますよ」
「ほんと!?」
「ええ」
きらきらとした目で見られとても嬉しい
「クスっでもにゃんだと神田が並ぶと本当に兄弟みたい」
「あ?何言ってやがるそこのモヤシ」
「本当さ、にゃんだのほうがちょっとちっこいからな」
「ちっこくない!おっきくなったんだ!」
ぷうっと怒るにゃんだ
さすがにあのまま外出は難しいので今日は大きい姿
薬は丸一日続くので早めに帰れば大丈夫
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