NOVEL4
□にゃんだとおはなみ
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ひらりひらりと
舞う桜
ふわりふわりと
春の陽気
「なあ」
「「「うん?」」」
「花見でもするか」
神田の提案にラビは微笑む
故郷を懐かしむ…まして花に興味をもつなんてかなり珍しい
「いいさ、しよっアレンとにゃんだは?」
「します。お酒とか食物はいりませんか?」
「はなみ?」
「ユウの国じゃ春は桜見ながらお酒飲んだりお弁当食べたりするんさ」
「へえ」
しばらくして、調達した食物と酒、敷物を持って木の下へ
「んじゃいただきまーす」
ラビの声の始まりでのんびりと四人の花見が始まった
もぐもぐ
「にゃんだ…よく食べるようになったなぁ」
「おい、調子にのって食い過ぎると元に戻ったとき………破裂するぞ」
「にゃっ!!?」
「脅さないでくださいよ!…にゃんだ大丈夫ですよ、ここまでなら普段と一緒ですから」
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