NOVEL2

□続・ちびユウパニック
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「よしよーし」

ぽんぽんあやされる子供


ガチャ


「ただいまさ!ほら、ジェリーちゃんに粥つくってもらったさ」

「らび!」

「〜〜ユウちゃぁぁん!」


すりすり抱きつくラビ

抱き締められる幼子


「遅いです、それにお粥じゃなくても神田は食べますよ」

「…え、そうなんさ?」

「まあとりあえず食べましょう、神田もお腹空いたでしょう?」

「あい」


可愛っ//





お気づきでしょうが今、神田はとっても小さくなってます

イノセンスの入った溶液をもろに被るという天然ぶりを見せてくれ、こんなに可愛…//いやいや、小さくなってしまったんです







ことの始まりは夕方




「神田、ほらオムツ換えますよ」

「いやぁぁっ!」

「ユウ俺がしてやるさ」

「やだっうしゃぎきらい!」

うさぎって……


アレンを見るとすぐに反らす視線

犯人はお前か!



「いらん入れ知恵しやがって」

「僕だっていまだにモヤシ扱いなんですからおあいこですよ」



そして言い争いをしてる間に




「〜だから、……あれっ?」

「何さ」

「神田は?」

「え?」





――――――――



大きな長い廊下

ゆらゆら揺れる蝋燭


「わぁ」


手を伸ばすが届かない


「おい、何してる!危ないぞ」

びくっ

「子供?なんでこんなところに…」


びっくりして固まる神田


うるうる瞳に涙が溜まっていく



「あ……」


声をかけた男はしまったと慌てる


「えと、蝋燭が見たかったんだな!よし、兄ちゃんが見せてやる」

「う?」

ひょいっと抱かれて眼前に蝋燭が揺れる


「触るなよ、熱いから」

「あち?」

「そ、あちちだ」

「あい」


じーっと火を見つめる


「ぴかぴか、きれい」

「そうだな」


落ち着いたようで安堵する
.
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