NOVEL2

□にゃんだのおむかえ
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とてとてとてとて


どんっ

「わっ」

「ごめん!」


どんっ

「にゃっ」

「っ痛…」

「ごめん」


にゃんだはとても急いでいた
今朝早くにアレンの帰還の知らせが入ったのだ



とてとてとてとて

とてとてとてとて!



「あれん!」


ぴょんっ


ぎゅむ


「にゃんだ、ただいま。迎えにきてくれたんだ」

「んにゅ、あれんにはやくあいたかったから//」

「ははっうれしいな」


にっこり笑うアレンににゃんだもにっこり

だが腕の傷を見て耳を垂らす


そっと傷口を撫でる


「っ…」

「ふにゅ…いたい?」

「少し」


アレンはにゃんだの頭を撫でた


「心配しないで、怪我はいつものことですから」

「にゅぅ」

「それより…」

「にゃ?」

「お腹空きましたね」


くすくす笑うアレン

にゃんだもくすくす


「しょくどうで、おむらいすとかれーとふらいどぽてととすてーきとちゃーはんとぷりんとくれーぷともんぶらんたのんである」

アレンはきょとんとした

「だめだった?」

「くす、いいえ、ありがとう。しいて言うならみたらし団子がほしかったかな」

「はいっ」


ぱっと包みから取り出したのはみたらし団子


「にゃんだ…」

「だってあれんがいちばんすきなものだから」


ぎゅっと抱き締める


「にゅ?」

「僕が一番好きなのはにゃんだですよ」

「ふにゅ」


大好きな食べ物の前に君の甘い甘い唇を


ちゅ


ちゅ


「愛してます」

「おれも//だいすき」



そんな幸せなお迎え


【END】
 

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