NOVEL2

□にゃんだとでっかいぷりん
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「ぷっりん〜ぷっりん〜」

「なんだその歌は」

「にゃ?ぷりんのうた」

「バカ」

「にゃぁ!ばかっていったぁ!」

「そんな歌歌ってっからだろ」

「だってきょうはおっきなぷりんのひ、なんだもん」

「はあ?なんだよそのおぞましい日は」

「りなりーもあれんもらびもいってた」


それはちょっと引っ掛かる

神田以外の全員が知ってるのだから


「もうすぐくるくる〜ぷっりん〜」

「プリン…」


ジジ…ジジジ


「ユウ〜」

「あ?」

「なんか機嫌悪くね?あのさ、食堂で頼んであるやつもらってきてくんない?」

「俺をパシらせようってか」

「いや、そうじゃなくて俺急な任務でとりにいけないんさ。だからユウにプレゼントするさ」

「はあ?」

「じゃあよろしく」

「あ、おいっラビ!」


プツ…


「ったく、あいつめ…」


がたっ


「ユウどこいくの?」

「食堂だよ」

「にゃっぷりん!」

「……かもな」


うんざりした様子で食堂に迎う神田




「おまちどーん、あら神田じゃない」

「くそ兎の注文品もらいにきた」

「ああ、ラビのね。今出すから待ってて」


にゅっ


「てめっ」

「ぷりんまだ?」

「はいおまちどーん」


まさにどーんという効果音がふさわしい巨大プリン


「マジかよ」

「でっかい」

「かぼちゃプリンよん、甘くないから神田ちゃんむきだと思う、てラビが言ってたわ」

「バカ兎//」

「ユウたべよー」

「てめえが食え」

「ふみ…せっかくらびがたのんでくれたのに」

「ぐ…」

「たのんでくれたのに…」

しゅんとなるにゃんだに神田はうろたえる

うるうる

「っ…う…」

「たべないの?」

「食やいいんだろ、食や!」


はあ、と溜め息をついて一口食べる


あれっ


「うまい…」


ぱくっ


「うまい〜!」

「そうでしょ?特注のかぼちゃだもの」

「ユウおいしいね」

「あ、ああ」


その日食堂にきた者は神田とにゃんだがプリンを頬張る異様な光景を目にするのだった

そして同日、リナリー、アレンも巨大プリンを頬張るのを目撃された


【END】
 

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