NOVEL2<R>

□猫のワルツ
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今日は恋人のいない日


甘い甘い疼きに吐息を漏らす



「は…ぁ//」


「んっぅ//」




「「あぁぁっ」」


どぷんっと吐き出す白濁


訪れる倦怠感、虚しさ



ああ、あの人がいない






神田は気だるそうにティッシュで汚れを拭っていた


「はぁ…ん」


この時間になると自然に躰が熱くなる

妄想と記憶が交ざり彼の低い甘い声が聞こえるからだ


『ユウ』

「あ…//」

『ユウ好きさ、気持ちいい?』

「ぁ…ぃやっぁん//」



コンコン


びくっ


「っは…こんなときに…誰だよ」



がちゃ


「お前…」

「ユウ…ふみっふにゅぅ」

立っていたのはにゃんだだった








少し前




「にゃぅっ」


ぴゅくんっと可愛いらしくもしっかり性欲処理をしていたにゃんだ

アレンがいないときはこうやって慰めることを覚えた


ひくんひくんっとお尻が疼くのは気付かないふり

「あっあん…あぁん」

前だけを激しく優しく慰める


そのとき微かに聞こえた


猫の聴力だからかもしれないが確かに聞こえた



小さな小さな


喘ぎ声が


.
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