NOVEL2<R>

□愛でる兎
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俺には超可愛い彼女がいるんです



「うっせぇ、文句があるならかかってこい!」


ほら、今日も派手にやってるやってる



「ユウ、ストーップ」

「ああ?」

「イライラすんのは分かるけどファインダーにあたっちゃだめさ」


すっと小声で


「女の子の日だからってさ」


付け加えると真っ赤になる神田

ファインダーは唖然としている


「ちっ!」


結局、舌打ちして部屋に戻っていった






コンコン


「誰だ」

「俺さ」

「俺には変態兎の知り合いはいねぇ」

「ひどいさっ恋人にむかって。いいもの持ってきたから開けて、今手一杯なんさ」

「手一杯?」


怪訝な顔をしつつドアを開く


「ありがと」

ラビの手にはおいしそうなモンブランとティーセットがあった


「ユウ女の子のときは甘い物平気でしょ?これうまいから持ってきたんさ」


確かに、女体化しているときは甘い物は苦にならない

というより、むしろ好き


お盆の中で可愛らしいケーキがこっちをむいている

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