NOVEL3

□第四章
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「ふぇ…ひっく‥ぅわぁぁん」
「ぅえぇぇん」


「え‥と、これは…何?」

唖然とするコムイ






右にはラビに手を引かれて泣き喚くリナリー

左にはブックマンに抱かれて泣く神田






何をどうすればこんな状態になるんだ?






とりあえずコムイは愛しの妹が泣いているのでラビのもとから抱き上げる






「ふぇぇぇんっ!」

「よしよし、何があったんだい」

「ふわぁぁぁんっうぇぇぇん!!!」



「はぁ…ラビ」


「俺は何もしてねぇさ!リナリーが悪いんさ」

「リナリーが?どういうことなんだ」



コムイは困り果てブックマンを見る



「ふぇっひく、ひっく」

ブックマンの腕にはリナリー程ではないが泣き続ける神田がいた



「リナリー、イノセンス使ってユウを吹っ飛ばしちゃったんさ」

「イノセンスで?」

「どうやら興奮しすぎてしまったようでな」






二人が言うには








「姉姉!姉姉!」


払われても何度でも抱きつくリナリー
神田はただでさえ言葉が分からず混乱しているのに、いきなり抱きつかれ頭の中がいっぱいになってしまった
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