『興醒め』
「あっ…は…」
頭から冷水をかぶったようだった
自分の心臓がどくどくいうのがわかるのに
まるで感覚が無くなっていくような虚無感
「んっ…ぁっ…あ、…ぁあ」
「どうしたの、もう限界?」
笑いながら紡ぐ言葉は冷たく軽い
分かってる
お前は俺に何も望んでないことを
「っ…は、バカか…まだ、余裕…だ」
「そう」
ああ冷たい
冷たくて死んでしまいそうだ
そうしたらお前は俺を温めてくれるだろうか
【END】
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