メモログ

□ネタログT
1ページ/1ページ




「エックス、ここ‥‥目の下、赤いのついてるぞ」
「え。あ、ほんとだ。ペイントがついちゃったんだな」
「絵の具か。また、例の人形をつくっていたのか」
エックスが目の前のロウテーブルから、埃よけに被せてあった箱をどけると、中から見慣れた姿が出てきた。ただしミニチュアサイズである。
「まだ乾かしてる途中なんだ」
エックスの室内で、プライベートエリアではなくここに置いてあるということは、ゼロが見てもいいものということだ。
写真がホログラムに取って変わった時代、自分自身の立体像を見ても、昔の人間が感じるほど奇異な印象は受けない。
まして、完全な複写のホログラムに比べ、この人形は絵画的なデザイン化された塑像だ。さしずめ数世紀前なら、夏休みの写生で友人をモデルに似顔絵を書いた、といったところか。
そのようなわけで、ゼロは特になんの含みもなくエックスの作品を褒めた。
「うまいな」
エックスはうつむいて「そうかな」と言った。
目もとはまだ少し赤いままだった。



【問題】
なぜエックスの目許は赤いのでしょうか。
(1)ゼロに褒められて照れたから
(2)ペイントのついた手で顔をこすったから
(3)まちがえてナマ乾きのゼロフィギュアに頬ずりしたから
(4)じつは返り血

さあどれでしょう。
Let's thinking!

おまけ (36KB)



  ◆ ◇ ◆ 



コマミエックスさんのビームマフラー(ダッシュすると首の後ろになびく炎みたいな飾り)は多分もらい物なんじゃないかという妄想。



A 「え、なんかの記念日だったの?」
Z 「いや、そういうわけじゃない。ただ、エックスがつけたら面白いだろうと思って、遣[や]った」

そもそもこの人に、誰かに物をあげるなどという頭があったらそれ自体が驚きですが。

Z 「俺だってエックスにはいろいろ遣[や]ってるぞ。自分の腕とか」
A 「そんなのプレゼントって言わないよ!」

というかむしろ形見分け。

A 「にしても自分と同じ色のマフラーあげるなんて、ゼロもたいがい自信家だよね」
Z 「何言ってる。あれは別に赤いマフラーってわけじゃない」
A 「え?」
Z 「あれは青にもなるし、緑にもなる。いくつか他の色もあったはずだ。‥‥ずっと赤にしてるのはあいつの勝手だ」
A 「‥‥‥」



エックスさんは普通に赤ばっかりしてるんじゃないかなあ。
それに、エックス本人はそれほど見た目を気にするたちじゃないだろうから、一度「この色!」と決めたらずっとそのまんまの気がする。
日によって色変えたりするほどの洒落っけはなさそう。笑

ちなみに公式のマフラーは赤、青、黄、緑、紫の五色を出せるそうです。




  ◆ ◇ ◆



「この暑さはなんだ。100度くらいあるんじゃないのか」
「そんなわけないよ。せいぜい90度だね」
「それでも暑い。装甲が反射で焦げそうだ。俺は寒さは耐えるが暑いのは我慢ならん」
「赤いのに」
「暑苦しいのは色だけでたくさんだ。俺はマイナス523度の部屋が好きなんだ」
「何言ってるのさ。未だにアブソリュートゼロが実現していないのは君も知ってるだろ」
「お前も冗談がわからないな。俺の情緒といい勝負だ」
「また。‥‥きみだって、言うほど無感情じゃない」
「どうかな。与えられた刺激に対する一次的で一律な反応は、感情のうちに入らんだろ」
「そんなことないさ。感情はみんな、刺激に対する一次的な反応から始まる。そこから連想したり反芻したりして連鎖していくのさ。‥‥なんの真似だい」
「少しでも涼もうと思ってな」



――この火照[ホテ]りを、その青い泉で鎮めてくれ。



  ◆ ◇ ◆



「なんて言ってるまに、見ろ、100゚Fを越したじゃないか!」
「東地区ではね。ここはまだ96度だ」
「氷点下の気温が懐かしい」
「うーん、まあ、夏季と冬季の寒暖差が60度もあるなんて、どうかしてるよな」
「そういや、南極基地[セントラルホワイト]に出向してる奴がいたな。俺も出張するか」
「‥‥やめてくれ。ここにいてくれ。もうぶっ飛ばしたりしないから」



一つ上の話で、先日のゼロさんは涼をとるためによほど珍妙な事をやらかしたようです。
‥‥股のあいだに鼻面突っ込むとか!笑




  ◆ ◇ ◆



※パロ。いろんな人が出ます。





平和なオフィスに、突如エマージェンシーコールが鳴り響いた。

≪WARNING!! WARNING!! WARNING…≫

ゼロ「なんだ、地震が来るのか?」
アクセル「あっ、電話も鳴ってるよ!」
アイリス「はい、こちら七階オフィスです。‥‥ええっ、二階で泥棒?!」
アクセル「うわー」
ゼロ「マジかよ」
アイリス「‥‥はい、はい、分かりました。今からゼロを降ろします」
VAVA「どうした、何かあったのか」
アクセル「二階で盗難だってさ」
VAVA「被害者は?」
アイリス「小学生の女の子だそうです」
エックス「なにぃ」
アクセル「あ、エックスがキレた」
エイリア「泥棒ってことは‥‥イレギュラーハンターに連絡したほうがいいのかしら」
パレット「この場合は、シティポリスなんじゃないですか」
アクセル「あ、また電話だ」
エックス「ハイ、こちらエックス。‥‥えっ、捕まえた?!」
アクセル「ええー?!」
VAVA「おいおいマジかよ」
エックス「なに、隣? 店員? ‥‥落ちついて話してくれ、何が何だか分からない」
アイリス「もう、ゼロったら」
エックス「‥‥なになに、隣の『未来デパート』で万引きがあって、犯人が、うちのビルに逃げ込んで、追いかけてきた店員が『捕まえてくれ』と言ったから、二階のオフィスで捕まえた、と」
VAVA「はあー? なんだそりゃ」
アクセル「未来デパートの泥棒を、うちで現行犯逮捕したってことか」
VAVA「大捕り物だな」
エックス「はい、はい、了解。‥‥やれやれ。未来デパートの警備員に引き渡しだってさ」
アクセル「ハンターベースに連れてけばいいのに。すぐ目の前だし」
VAVA「ベースの真ん前で万引きかよ。ふてえ野郎だな」
エイリア「あら、また内線だわ」
レイヤー「ハイ、こちら七階です。‥‥え、万引きと盗難は別件?」

全員「「え?」」





エックス「この街の治安はどうなってるんだ!」
アイリス「今日は二階の見回りから戻ってこられないわね、ゼロ‥‥」



そして何が怖いかって、これが実際にあった話なんですね。(ぇ



  ◆ ◇ ◆



gif (17KB)


「飛ばせ飛ばせ、もっと飛ばせ!」
「そんなのむちゃくちゃだー!!」
 既に150キロ超えてます。
「うひゃあぁあああ」

「なんだなんだ?…うわっ、もうこんな所まで追って来やがった!」
「おい、そこの黒いチェバル!止まれー!!」
「止まれと言われて止まる奴がいるかってんだ」
 尚も逃走。ゼロ腕まくりの格好。
「止まれ!止まらないと撃つぞ!!」
「オドシじゃねえかんな…」
「ゼロ、あと10キロで渋滞に突っ込むぞ!!」
「10キロか…あと3分だな…」
「もう限界だっ」
「…ハンドルは俺が取る!エックス、狙え!!」
「おう!」

 ドーン、ヒュルルルル…
 グシャッ、ガシャーン!!

「何だこれ…って、ぎゃああああぁ!!」
 チェバル地面に貼りついたように急停止。犯人吹っ飛ばされる。道路脇の斜面に突っ込んだ。
「よしっ」
「見たか、これぞ名づけて」


「「超強力・接着剤大作戦!!」」


 アディオン急ブレーキ。ゼロ、エックスの頭飛び越えて犯人に飛びかかる。エックス、空吹かしの黒チェバル止める。負傷した犯人はあっけなく御縄。



「隊長ー!」
 副隊長の黄色いアディオン到着。
「おう、良いところに来た、今エックスが転送要請かけてる。ジャンクションの封鎖、解除するように手配してくれ」
「了解」
 続いて、ポールを積んだ一七隊員のチェバルが到着。
「ご無事でしたか、先刻あっちに隊長のアディオンがクラッシュしてて」
「ったく、チェイサーから落ちたくらいじゃ何ともならんさ。なあ?」
 ゼロ、エックスに手錠を掴まれている犯人を遠目に見やる。転送。エックスと犯人消える。
「お前たちは手分けして片側通行ポールを立てろ。手前から2キロ、1キロ、500、200だ」
「了解!」
「隊長、15分後に解除されます」
「よし、あとはエックスが戻ってきたら、このチェバルを剥がすんだな。こいつは瞬間的に固まるから、足許に撃たなきゃいけねえんだよ…」
「俺はどうします」
「お前は、そこに立って交通整理だ」
「ええっ、何で俺が」
「黄色と黒とで、よく目立つだろう」



「ちぇっ、副隊長が交通整理かよ」
 ぶつくさ言うホーネックの後ろで、悪戦苦闘する隊長二人。ガリガリ削っている音。
「こっちも、隊長が現場の後始末かよ、ってな」
「しっかし、これ高性能すぎだな。ちょっと硬度を落としてもらった方が…」



 後日、ハンター本部の地下研究室にて、紫の装甲に白衣の科学者が、セラミックのりを研究する風景が見られたとかなんだとか。




対イレギュラー用特殊武器その2
「超強力☆瞬間接着弾」 

すでに同じような武器が原作で登場しています。意外なことに、このタイプの弾が得意なのはVAVAさんなのでした(VAVA mk-2/Χ3ゲーム)。
身体のどこに当たっても、ちゃんと足元だけが地面に貼りつくという高性能です。しかも、あのエックスでも自力で剥がせないという徹底ぶり。これは使うしかない!
逃げていくレプリの足や、走っているライドチェイサーの足許を狙って撃ちます。金属に触れた瞬間コンマ秒単位で硬化。
つまりはレプリホイホイ。レプリロイドは頑丈なので、チェバルから落下しても、人間が自転車でコケたくらいのダメージで済む、はず。

ちなみに、天井蹴破ってエックスをたすけた誰かさんは、あとで「しゅうふくさぎょう」をやらされていたので、隊長でも普通に作業すると思うよ!



――しかし、あんな簡単に穴あくとは、ひょっとして安普請なのでしょうか。
おまけに、穴あけた衝撃で天井板が後からドカドカ降ってくるとか、よく考えたらギャグだ。笑



 
H,N10,Y,MI11

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ