メモログ

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エックスさんが、虚ろな眼をして

「もっと‥‥もっと深く‥‥」

と懇願している夢を見た。



…なんだこの夢。
あ、ちなみに深くというのは穴を掘ってくれという意味です。

というか、本当に穴を掘ってる話でした。
いかがわしい意味ではない。
掘ってるのは部下や仲間たちでした。青空の下、機械や手作業で、どんどん穴を広げていきます。周りには、あっという間に土や瓦礫の山ができました。
肝心のエックスは、ボンヤリと放心したまま、みんなが瓦礫の山をどけて穴を掘るのを見つめていました。ただ、時折うわごとみたいに「もっと‥‥もっと深く‥‥」と小さな声で呟いていました。
最後には、直径十メートル以上の、すり鉢みたいな穴ができて、一番深い中心には、剥き出しのコンクリート床が少しだけ見えていました。
そのコンクリの床を削ると、地下の暗渠に通じる小さな穴ができました。

みんなは穴をつたって地下の暗渠に入りました。
暗渠は、コンクリートでできていて、広々とした講堂くらいもありました。トンネルの奥のほうは真っ暗闇で、どこまで続いているのかもわかりませんでした。
ただ、今入ってきた天井の穴から光が差し込んで、暗渠のなかをボンヤリと薄暗く照らしていました。

管理する者もなく、暗渠のなかは流れ込んだ土砂で半ば埋ずもれて、大きな灰色の世界でした。
エックスはボンヤリと砂の上にたたずんでいました。ぽっかりとした灰色の空間に、天井からの弱い光に照らされて、青い小さな機体が佇んでいる姿は、まるで一枚の絵のようでした。
みんなはあてもなく砂に手を突っ込んでみたり、ガレキをどけてみたりしました。でも、エックスにだけは、探しものがこんな所には無いことが分っていたのでした。無いことを知っていて、でも探しているのでした。そして、見るまでもなく、ここには何もないことが分かっているのでした。
だからエックスはひたすら突っ立っていました。――それから、エックスはいきなり足元から崩れ落ちました。一瞬の出来事でした。バシャンと大きな音がしたので、みんながびっくりして飛んできました。エックスは、土砂に雨水が溜まってできた泥水に半分浸かったまま、身動き一つしませんでした。みんなは慌てて、倒れたエックスを水から引き起こしました。

「‥‥すまない、取り乱したりして」

暗渠から引き上げていく仲間たちに、エックスは謝りましたが、取り乱すという言葉は、死んだ瞳や、表情のない顔と、ちっとも釣り合っていないように見えました。エックスは、ただひたすら静かでした。いっそ大声でわめいたり叫んだりしてくれたほうがいいと思わせるような、恐ろしい静けさでした。

それでも、数週間もすると、エックスは平常運転になりました。奇妙な静けさは失われ、再び今までどおりの心が戻ってきたように見えました。
――ただ、目つきだけが、以前にもまして鋭くなったように見えるのでした。

なんだこれ。
自分が目開けて書いてる考察なんかより、支離滅裂な夢のほうがよほど内容にシンギュラリティがあるような気がするのが悔しい;




   ◆ ◇ ◆ 



某作品の影響で、エックスさんにベルガーダー(公式シグマのペット)を飼わせたいです。

ベルガーダーのほうも、エックスになついてる設定で。飼い主に忠実なメカニロイド犬です。
名前はベルにすれば、とみんなが言ったけれど、カッコイイものが大好きなエックスは「ガーダ」って呼んでるよ。
エックスがベルガーダーを抱いてソファに座ってると、「大型犬と少年」という絵になる組み合わせのせいで、見た人の八割がたは(パトラッシュだ…)とコッソリ考えるよ。
ベルガーダーはエックスが大好きなので、エックスの部屋に夜ゼロが来るといつも噛みつきます。
群れの順位としては、ベルガーダーは多分、エックスがボス、自分とゼロが同格ぐらいだと思ってるはず。笑

ひょっとすると、レプリは無理でもベルガーダーくらいのメカなら現代の技術力で実現可能かも…!?
ギネスブックに載ってるアザラシのぬいぐるみメカとかあるし…



   ◆ ◇ ◆ 



鉄扇と三叉槍について。 


Χ8のゼロさんの特殊武器はなかなかに面白いです、ということが言いたかった。

カイザーナックルとシグマブレードでカイザーシグマなのは良いとして(ちがう)、問題はBファンとDグレイブ。
華麗なフォルムで一世を風靡したBファンのBが、芭蕉(バショウ)ファンだと知ったときの驚きと言ったらなかったです。
なにせ、芭蕉のおうぎ…芭蕉扇(バショウセン)とは、中国の西遊記に出てくる羅刹女(ラセツニョ)という妖女がもっている武器なのです。あおぐだけで人も吹っ飛びます。

そしてDグレイブ…ドゥルガーグレイブ、これがまた強烈で。
ドゥルガーはインドの女神の一人で、三ツ又の長槍で悪魔を刺し殺すといわれる、流血と殺戮の女戦士なのでした。
世界各地に、伝説と言われる武器は数あれど、何故わざわざ「女」の武器にしたのか、というところに、何やらゼロに対する妙な思惑を感じるのですが如何でしょう。
しかも、同じインドの殺戮女神でも、カーリーのほうじゃなくて処女のドゥルガーというこのセレクト…笑

ゼロさんのBGMは、そのうちワグナーの「ワルキューレの騎行」になるんじゃないかと思います。
芭蕉扇は、自分の手もとにある児童向けの西遊記では、人を吹っ飛ばす武器ではなく、扇げば火が出る武器ということになっていました。火炎放射器みたいだ。 



   ◆ ◇ ◆ 



公式でのフィギュア企画アンケートの結果にびっくりです。

ロックマン系全体のアンケートで、選択肢には本家の方々や現在進行形の別シリーズの方々がいらっしゃったので、たぶんそちらが上位に来るかなーと思いつつ自分も三票(一人三票でした)を投じました。
で、〆切後に結果発表がなされたわけですが、その結果は、ホーネック副隊長に言わせれば

「隊長は不死身だ!!」

みたいな結果になっていて仰天いたしました。笑
数有るキャラを差し置いて2000票近いぶっちぎり1位のゼロ(Χシリーズ)に、先日フィギュアが発売したばかりのエックスがフルアーマーで2位に入るというダブル受賞で、影薄いとか誰が言ったんだ、思わず祝杯をあげたい気分になり、さすがに3位は別シリーズの人かと思いきやそんなことはなく、なんとまさかのVAVAが3位で(!)、アイリスさんも10位以内にランクインして、なんだかΧシリーズめちゃくちゃ流行ってないか?!


ゼロ「そういえば お前達の前では 三割程度の「力」しか 出していなかったよな‥‥」

ホーネック(さ‥三割!? 鬼神といわれた 実力で‥‥三割っ?)


(岩本版Χ3冒頭より)


いやもうなんか、こんな気分です。むしろエックスさんと祝杯をあげたいです。
一人一回しか投票できないシステムだったようなので、それでこの結果とか…

さらに、選択肢にない「その他」欄の2位はシグマ(!)、3位はアクセルだそうなので、これはとうとうフィギュアばかりでなくゲームの発売される日も近づいたのではないかと勝手に勘ぐってしまいます。笑

もし発売されるなら、Χ9も見たい…ですが、見るのがちょっと怖いです。眉間(ミケン)に傷があるアクセルの運命が心配で…;;
実現は難しそうですが、個人的にはイレギュラハンタ2が見てみたいです。Χシリーズは、まずΧとΧ2で1セットだと思うんですよ。ゼロが去り、そして生還するまでが一区切りかなと。それで是非「シグマの日U」を見てみたいです^^
とはいえ、実際にΧ2のパーツ取得ストーリーをアニメ化したら、なかなかにシュールなことになりそうな。誰かさんの生首や生足(?)が飛び交いそうです。でも、サーゲス爺さんからゼロの頭部をもらったエックスさんが悲しむところを見てみたいので、やっぱり見たいです(←鬼だ!笑)。

あと、投票で意外に人気だったので白状してしまいますが、愛機[ライドアーマー]をチューニングし、洋酒をたしなみ、ピアノも弾ける(!)岩本版の彼の影響もあって、自分じつはVAVAさんがけっこう好きです。
もしフィギュアになるなら、彼は表情チェンジが無いので、銃器類のギミックが凝るのかな?

…ゼロさんの人気ぶりに改めて驚きましたが、もしハンターベースで人気投票をしたら、まず真っ先にエックスさんが自分の持ってる三票を全部ゼロに投入すると思う。笑
で、かたやゼロさんは、まずアクセルに一票、次にエックスに一票入れて、最後の一票は迷って、アクセルあたりに「ゼロは誰にしたのー?」と訊かれて「お前と、エックスと、あと俺だ」とか答えて、「えー、ゼロ、自分に入れたの?」自信家だなぁと呆れられ、でもたぶんゼロは本当は自分自身じゃなく密かにアイリスに入れてると思う。たぶん。

ちなみに、その他欄の1位はロクゼロのゼロさんだそうです。ダブル1位おめでとう。なんという漢だ。笑



   ◆ ◇ ◆ 



注※Χ3ネタバレ


1日1ステージずつ、Χ3をプレイしています・∀・
せっかく買い込んだのにアッという間に終わっちゃったらつまらないので、説明書とか攻略とか何も読まずに、毎日楽しく迷子になっています。笑

なので、変な順序でカプセルに出会ったりして、ライト博士にたしなめられる始末。


(前略)
おや、どうやら おまえは
この
きょうかチップを
そうちゃくする ための

パワーアップパーツを
まだ あつめていないな・・・

このままでは そうちゃく
できないから はやくさがして
きなさい・・・



…いま呉れろ!笑

ライトカプセルは、いつもあちこちに分散しているので探すのが大変です。
でも、エックスさんならきっと「ハイ‥‥いつか、また来ます」と、カプセルに向かって素直に一礼してそうです。彼は、自分を見守っている老人の幻影に対して、とても敬虔な態度で接しているイメージがあります。

ゲームの中では、キャラは一人ずつしか出てきませんが、エックスとゼロが二人一緒に基地を探索している姿を考えるだけで楽しいです。
「あれ、行き止まりか‥‥」と辺りを見回すエックスに、「俺の前に道はない!」とかなんとか言って壁にバスターぶっぱなしまくるゼロとか。

ドガガガガガーン!!

「――俺の後ろに道はできる、ってな」
「(ゼロ、かっこいい‥‥)」

ゼロは単に面倒がってぶっ壊してるだけだよエックス!
(岩本版Χ3のゼロさんは、手早く外に出ようとして、全然道じゃないところを直線距離で通ったりしてたような…;)

そうやって二人ライトカプセルの隠し場所に辿り着いて、カプセルの前で製作者の幻影につかのまの再会を果たすエックスと、その傍らで所在なく佇んでいるゼロ――とか想像するともうたまらないです。
たぶんDr.ライトは、エックスの隣に佇んでる赤い機体がワイリーナンバーズだって分かってると思うんですよ。そうしたら、危険な奥地まで二人が助け合いながらやって来て、こうして自分の前に並んで立っているというのは、ひとつの感動的な光景だろうと思うのです。
やっぱりゼロは外付けの人格じゃなくて、元からあったココロの片割れだといいなあ…
エックスに心惹かれ、自分の中にある真の姿に怯えるゼロと、そんな彼にエックスをよろしくと頼むDr.ライトの心境とか、



「いつもエックスのことを… かんしゃしている…
 これからもサポートして やってほしいのだ」


(]5クレッセント・グリズリーステージ、ゼロへのライト博士の言葉)


KI,Y,SA.MI11

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