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ヘロデヤの娘



D-Artsの鋭肩のゼロさんは、Amazonにて無事に予約受付を開始したようです。
次に此処で「××が来るぞー!!」と叫ぶのは、いつの日かΧ9が出るときまでお預けかもしれません。もしくはイレギュラハンタΧ2か。かのイレハンΧのなだかいOVA「The Day of Σ」の、「Χ2」編がぜひ見てみたいです。

サーゲス爺さんからもらったゼロの生首にキスするエックス──は、ゼロクス同人界においては数多くの絵にも描かれ小説にも謳われた金字塔的モチーフでありますが、むしろ公式のエックスさんでも、頭だけのゼロを抱えて悲壮感溢れる顔で頬擦りくらいはしてくれそうな気がするのは自分だけの気のせいではないと思うのですがどんなものでしょう。
もしくは本当にするかもしれない。──べつに唇自体を狙ってしなくても、両腕に抱き締めて顔を埋ずめる、とか。そうすれば自然にあたるよ。
で、それは恋とか愛とかそういうのではなくて、もっと衝動的な、自分の中に溢れる感情への耐え難さみたいな──ゼロが帰ってきた喜び、敵の手で、こんなバラバラに切断された状態で玩[モテアソ]ばれたという憤りと悲しみ──そういうのがみんなみんなごちゃまぜになって、叫び出したくなるのを必死にこらえて、黙って胸許にきつく抱いて、ぬくもりの無さに涙を流す。



みたいなのが個人的希望。
どうもこのほとばしる何かを上手く伝えられずにもどかしいのですが…
涙をぬぐった拳を固く握りしめてゼロを取り戻す決意を新たにするエックスさんや、復活したゼロとふたり並んで黎明を見つめる姿が、目には浮かぶのです。

ゼロさんは、本当に多くの「思い」に支えられて生きているんだなあと思います。
外の世界では沢山のファンからも制作側からも愛情を注がれ、中の世界では、敵側からも味方側からも並々ならぬ思い入れでもって治してもらえる。その上、ゼロを大切に思う他の誰にもまして、ゼロを大切に思っているエックスさんがいる。

Dr.ライト
『エックスがよんだのじゃろうか? まさに奇跡の生還じゃな』
(Χ6カプセル会話/ゼロ使用)

…そんな感じです。
そこらへんのことに関連して細々と考察を書いたりしているので、いつか陽の目を見せられたらと思います。



  ◇ ◆ ◇ 



たとえば、ゼロさんのこと。

彼はエックスに嘘をつくか。というのが今の自分の中での最大の難問で。
「書くべきもの」は、たとえば、「ずっとここにいる」というゼロさんの言葉を聞いて、ほんとに本当なのかな、本当だといいのに、でも…とか予想して哀しみにふるふると心揺らしているエックスさん、とか。そして「ここにいる」と口では言いながら、じつはみんな嘘で、頭の中では既に封印される予定でいるゼロさん、とか。
うん、今書いただけですごく物語になりそうな感じだ。

でも、なんだか書けない。
そういう暗澹たる話のほうが、ただやおいやおいしたイチャイチャの話よりずっと深いお話になるって思うけれど、でも書けない。
でも、書くべきなのはそういう暗澹たる話だとも思ってしまう。うう。


Χ8のラストシーンの解釈なんか、まさにそこなんです。

あれの正しい(と考えられる)解釈は、


・「潮時かもしれんな」…ゼロはいよいよ封印を決意する
  ↓
・エックスが落ち込んでるのをチラ見
  ↓
・「戦わなければいけない」…エックスを鼓舞するようなことを言う
  ↓
・しかしそれは嘘で、本心ではゼロは既に<死>を決意している


…だと思うんです。
で、たぶんコレ↑が正しい解釈だろうと自分でも思うんです。
しかし、そんなのは嫌だなあ、と思う自分もいるのでした。

ゼロさんの、エックスさんへの誠実さは、どっちに転ぶかなというところです。
本当のことを言ってエックスに余計な苦労をかけるのか、逆に、心配をかけまいと嘘を言うのか…

現実的に見て、ゼロさんは、エックスさんを傷つけまいとして、嘘を言うほうを選びそうな気がするのは確かです。
きっと彼は、エックスに対してとても優しいので。

でも、個人的には…ゼロさんがエックスさんに対して何かを語るときには、その言葉には、心からの重みがあってほしい気がするのです。
ただ言葉だけでエックスを慰めるのではなく、ゼロ自身の中でも揺らぎが起こっていてほしい。
たんに「皆」とか「旧世代レプリは」とかではなく、わざわざ主語で「俺たちは」と言ったことに、一片の真実があってほしいなと思うのです。


…うまく言葉にできないや。後で消して書き直すかもです。



  ◇ ◆ ◇ 



アーマー無し・ライフアップ無し・サブタンク無しで携帯版Χ3のシグマとカイザーシグマを倒した!おまけにノーダメ。ばんざい!


…とはいえ、思い起こせば三年前、初めてΧ2をプレイしたとき、オープニングステージだけで四時間もかかってました;;
しかも、何故そんなに時間がかかったかというと、ティウンしたからではなく、ただ単にハシゴに飛びつけなかったからなのです。

壁とハシゴしかない画面で、ひたすらジャンプしては空振りし続ける四時間とかアホすぎる。
穴に落ちたり敵にやられたりして時間かかってるならまだゲームしている気分になれますが、ハシゴの前に立ち止まったまま前にも進めず後ろにも下がれずセーブもできず、敵もいないので死にもせず、文字どおりの立ち往生でした。
で、そうやって「壁蹴り→ジャンプ→飛びつけなくて落下」の無限ループを繰り返していたら、四時間後に偶然指先がハシゴに引っかかり、やったー、ついに、ついにハシゴを登れた!!と思ったら、その直後に動く壁に押しつぶされてティウン☆

とまあ、一事が万事この調子で、ヘタクソなこと筆舌に尽くしがたく、それでもその後、携帯版のΧ2→Χ→Χ3と進み、ついに冒頭の結果とあいなったので、感慨もひとしおでありました。笑

携帯版Χ3のネタバレかもしれないので反転しますが、
最後の、どたまシグマから壁蹴りで逃げるところ、下から迫ってくるマグマ、あのマグマは中で歩いたりダッシュしたりできる+落ちてもジャンプして頭だけ出していれば即死しない
おかげで、ねずみ返しを避けるのがヘタクソでも何とかなりました。
これがほんとの3秒ルール!笑



  ◇ ◆ ◇ 



gif (36KB)

過激な色彩でまとめてみました。
チェバルは車体そのものが多色づかいなので、画面に統一感を出すのが難しかったです。
主線はいつもどおり普通のサインペンです。

以前、絵をこつこつ30枚くらい書き貯めて、まったり系な手描き動画をつくったこともありました。
が、その時も鋭肩のゼロさんだったので、気づいてみれば今回が本当に初書き先輩でした。笑

この立ちと座りの構図は、前から書きたかったのです。
絵を書きながら、こういう絵になるシチュエーションを考えて一人で笑ったり。
先輩とツーショットだ!
むしろダブルバスターかもしれない。


キャプション(アルバムの写真の下に書き添える短い説明)は、BL的には

「憧れのゼロ先輩と一緒に」

なのかもしれないけれど、きっとエックスさんなら走り書きで

「ゼロと」

ってあっさりいくか、あるいは

「チェバル」

とかね。たぶん自分専用機を得て嬉しかったのかもしれない。その後、二度ほど任務で派手にぶっ壊してたけど。

余談ですが、公式の携帯向けΧ3アプリの、携帯サイト向けバナー広告が、たしか小さな横長四角の左半分に「ロックマンΧ3」というロゴとエックスさんの絵があって、あとの右半分は真っ白で、そこにヘッタクソな字で



ロ ックマ ン Χ3

≫ や る
  や ら ない



……………。

その書き殴りみたいな朴訥[ぼくとつ]な字が、いかにも書きそうで笑ってしまったのはここだけの秘密。笑

以前つくった動画はコレ↓
≫ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12323790
(パソコン向け/ニコニコ動画)





  ◇ ◆ ◇ 




いや、そこ萌えるところじゃないから。という突ッ込みはさておき。
今回は、現実の歴史上の出来事についての引用。苦手な方は回避願います。


  ◇ 


ある雑誌で、名もない人々の力によって世界が動く瞬間、みたいなことについて特集を組んでいて、先だってのアラブの春や、(本来は取り壊す予定はなかったのに)壊すという誤報が手違いで流れたために壊されて、結果として東西ドイツの統一につながった「ベルリンの壁」崩壊などの話に混ざって、こんな話が載っていました。





★ソ連の崩壊 

1991年、ソ連は突然崩壊した。 
あの大事件の陰には、名もなき英雄たちの知られざる行動があった。 
当時、ソ連政権内部では、民主化を主導していたゴルバチョフ大統領派と、それに反対する保守派が激しく対立、ついに民主化を発表する日の前日、保守派がクーデターを起こし、軍部を掌握した。 
ゴルバチョフ大統領を逮捕、監禁し、ゴルバチョフの参謀エリツィンらがいたホワイトハウスを戦車で包囲することを命じた。 
しかし、命令を受けてモスクワに出動した戦車隊は、何万人という市民に取り囲まれ、激しい抗議を受けて立ち往生。戦車隊の若い隊長は戦車を降りて市民の声に耳を傾けた。それは命令とは全く逆の話であった。一人でホワイトハウスに向かい、エリツィンらと話し合った。戻ってきた彼は部下たちに、「私は市民の側につく。君たちは自由だ。自分で判断しなさい」と告げた。兵士たちは悩んだ末に彼に従い、戦車隊は方向転換して撤退した。 
市民から大歓声が上がった。

(以上、引用ここまで)





記事は続けて、1991年当時この事件の実際の映像がテレビで世界じゅうに流れたこと、筆者自身もそれを見ていたことを述べています。

…自分からは、もう何も言うことはありません。
ただ、本当にこんなことってあるんだなって。

戦車隊の若い隊長は、自分が現場に出てきているわけだから、たぶんシグナスみたいな総司令的な偉いポジションではない。
それでも、彼は果敢に自分の信じる行動を貫き、単身ホワイトハウスへ乗り込み、さらには隊員たちには選択の自由を与えている。そして、最終的には隊員たちも、上の指令に背くことになるにも関わらず、隊長である彼の決断のほうを選んだわけで。

戦いを選ばない決断というのが、本当にあるんだなと。



H11-Y12

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