駄文

□ちゃんと伝えよう(慶親)
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四国は今日も快晴。
そして…暇だ。

「ぅー…航海してぇなぁ…」
この間、毛利の野郎に
船を半壊にされた。

直るまで相当時間がかかりそうだな…。

やらなきゃならねぇこともあるが…面倒くせぇ…。
暇だ。
機械でもいじり倒すかねぇ。

寝転がっていた体をゆっくりとした動作で寝相を打つ。

「!!?」

ちょうど襖の方に寝相を打ったら人の足があった。
だがその足には見覚えがある。
「慶次。来るんなら文ぐらい寄越しやがれ」

前田慶次。

俺の友達だな。悪友。
一緒に機械いじりしたり釣りしたり…
ここ最近来なくなったと思ったら、急に現れたりしやがる。
気まぐれな奴。
こいつ自身でも自分は気まぐれだと言っている。
「元親寂しかった?」
笑顔で慶次は俺の近くまで来た。
「はぁ?なに言ってやがん…ぅあっ!?」
急に体が宙に浮いた。
「ょいしょぉっ!!」
気が付いたら慶次の膝に俺はいた。
「…どういうことだ?」
しかもガッチリ腕を胴に回されていて身動きが取れない。
「ぃやぁ…その…元親の格好がさ…」
自分の格好?
いつもと変わらねぇだろ…?
変わるといったら着流しなとこだけだ。

「目のやり場がねぇ…」
別に寝転がってたから胸元が少しはだけてるぐらいなんだが…。

「は?なんだよ今更。今まで見てきたじゃねぇか…。ていうか腕どけろ」
「無理」
「あ?…っんぅ!」
え?何?何この展開。
なんで俺慶次に口吸われてんだ。
「はっ…ふぁ…んぅっ」
舌が入ってきて
舌と舌が…
やべ…コイツうめぇ…
何も考えることが出来なくなってきた。頭では酸素を欲しがってるけどそれが少し嫌になるほど上手い接吻。
「ん…はぁ…けぃじ?」
ちゅっと音を立てて
唇が離れる。
俺と自分の涎で潤んだ慶次の唇がイヤラシイ。
今自分がされたことを思い出してしまって
顔が赤くなる。
慶次もほんのり顔が赤い。
「あー…急にごめんね。俺さ、ずっと前から元親のこと好きだったんだ…」
「は…?」
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