自分で書いてみた。

□けいおん!
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【空】



いつでも輝いていたい。

いつも笑っていたい。

暗い表情よりか、明るい表情の方がいいに決まってる。

そんな目標を持っている私、田井中律は幼なじみである秋山澪のことが好きだ。

いつから?

わかんない。

相手は女の子だけど、いいの?

好きなんだからしょうがない。

そう、秋山澪は女の子。

女の子なら誰だって一時期は思う事がある。

彼氏ほしいな、って。

秋山澪がその一時期にいる時、正直、
かなり焦った。

やっと落ち着いた時に内心ホッとしていたのは誰にも内緒。

普通、こんな風になったら気付くだろ?

それで私はこの気持ちに気付いた。

とにかく。

あの日から思い続けてる。

だがこのままじゃまずい。

秋山澪はかなり男ウケの良い容姿だと思う。

いや、男ウケとか関係なくも。

凄い綺麗で、スタイルも良い。

頭もよろしい。

こんなに恵まれてる幼なじみを持って、
少し優越感がある。

だが。

それだから余計不安になる。

もし。

私が告白したら、

秋山澪はどうだろうか。

嬉しい?

嫌?

わからない。

嫌じゃないといいけど。

"傷つきたくない"

そんな気持ちが私を後ろに追いやっていく

"いつも笑っていたい"

断られたら笑っていられるだろうか?

多分、無理。

……けど、

愛されたい。

好きじゃなくて、愛してみたい。

今度は。

この恋だけは。

見過ごしちゃいけない気がする。

もうすぐ秋山澪の家につく。

ざっと50メートルだろうか。

秋山澪と親友として歩いてきた道。

今日は、この歩き慣れた道に背を向ける。

この、今私と秋山澪がいる空の下で。

新記録を出す勢いで。

風を追いかけて。

走ってみようか。

一度しかないことなんだし。

思い切って、自分らしく。

「…よしっ」

私は、スタートを切った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

青い空の下で。

もう一度翼を広げて。

一度しかないない。

思うように生きてみよう。

赤い空に流れて。

どこまでも風を追いかけて。

歩き慣れた道に。

背を向けて、走ってみよう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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